面倒で放置していた二軸の加速メカニズムの仮説の続き。
インスタに載せた二軸の加速メカニズムの概要を画像を使って補足していきます。
二軸の加速
肩甲骨
肩甲骨は一般的な骨格の人なら基本的には背中に張り付いています。
二軸はこの肩甲骨に腕の推進力の反作用を当てて床を直接押して推進します。
今回はその論理を紹介します。
GGGのような腸腰筋魔人は肩甲骨が前方へスライドしているので、二軸による推進力を前へ変換しやすくなっています。
閑話休題。
話を戻します。
二軸の推進方向はこうです。
→で示しているように標的は外側。
義務教育の作用反作用の法則を思い出してください。
物体を押した場合、物体は押された力と真逆向きの同じ大きさの力を返します。
つまり、外側に押した場合は反作用は内側へ帰ってくるということです。
対比として一軸(便宜上の呼称)を見てみます。
一軸は内側へ向けて力を発揮するためその反作用は真逆の力となります。
つまり肩甲骨を外側へ引っ張る力です。
この反作用が生み出す力の方向が大きな違いを生みだします。
二軸の場合、腕の推進力は「肩甲骨→背骨→股関節→大腿骨→脛骨→床」と骨格を伝いながら床を押す力となります。
腕で床を押しているのと同義です。
一軸の場合、肩甲骨を外側へ引っ張る力は「肩甲骨→背骨→股関節 →大腿骨→脛骨→床」の順に床反力へ干渉しその力を弱めます。
要約すると。
外側へ腕を推進する力は床を押す力となり、腕を内側へ推進する力は床から体を引っ張ろうとする力へ変換される。
体は重力によって押さえつけられているので宙へ浮き上がることはありませんが、一軸の場合視覚的にはパンチを打つたびにどこか浮いたように、主観的な感覚としては力が抜けるような感覚が起こるのではないかと思います。
また二軸の推進方向は床を押し続けるので力積が大きくなり腕の運動量を高めることができます。
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