足を前へ向ける…?

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技術運動理論
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骨格立ち

楽に立てること。
骨格立ちの注意点を上げます。

その1 足を前へ向けない

がに股な僕は複数の指導者から足を前へ向けるように指導されたことがあります。恐らく日本全体に普及している教義だろうと思います。
剣道か何か?
普遍的に受け入れられているんじゃないかと思うほど浸透しているので、日常生活レベルで植え付けられた無意識の先入観によって無理に足を前へ向けている選手がいます。

最初に覚えた姿勢が固定化(筋肉が骨格化する)されている場合、力を入れて立っていることすら感じられなくなりますよね。
そんな時は軽くジャンプさせてみます。
ジャンプすると地面との摩擦が無くなり空中で足が自然な方向を向くので、そのまま着地させて、その時の足の向きを視覚的に覚えさせます。
本来は必要ありませんけどね。

股関節は立体的な関節

股関節の開閉動作ということで説明しましたが、股関節は球関節なので立体的に動きます。

屈曲、外転、外旋が開動作(造語)で、伸展、内転、内旋が閉動作(造語)です。

何故僕がこんな造語を作ったかというと、屈曲-外転-外旋と伸展-内転-内旋これらは一体として動くからです。

分かりやすいのが四股立ちです。
屈曲-外転-外旋が起こっています。

ヤンキー座りが股関節が完全に開いた状態です。

地面を強く押し出す場面では伸展-内旋-内転が起こっています。
内転、内旋は小さいので分かりにくいですが。

股関節の構造が斜め回転するように作られていることから、開閉動作が股関節の自然な回転だろうという長濱説です。

自然なこの回転に逆らってはいません。

膝が外側を向いていますよね。
スタンスが広がる(外転)と股関節は斜め回転の向きに合わせて捻られて(外旋)いくので、足はやや外へ向くのが自然なんです。

正面を向いて、歩くくらいのスタンスで足を前へ向けろってのは、まあ分かります。
そんなスタンスでボクシングする人はいないとは思いますが。

ボクシングのスタンスってほとんどのスポーツのパワーポジションと共通したスタンスになると思います。

テニス、野球、サッカー、バスケ。
人によって立ちやすい幅に差はあれど、同じ人がやるのなら、どのスポーツでも同じようなスタンスで立ちます。

この時に足を前へ向けて内股で立つのっておかしいですよね。靭帯や筋腱に無駄な負担がかかり、怪我を避けようとする本能が反射的に筋力を抑制します(痛くならない程度に動かす)。

僕にとって「足を前へ向けろ」テニスのパワーポジションで「足を内股にしろ」程度には気持ち悪いです。が、毎日繰り返すとこの気持ち悪さに気が付かなくなります。

身体を前へ向けろも同じくらい気持ち悪いですね。
テニスなら右向いていたり、左向いていたりする姿勢です。
そんな姿勢でサーブ受けられますか。無理ですよ。

まとめると、「股関節の回転方向に合わせて自然に立つ、使う」です。
股関節に乗るためには足の方向は股関節の回転方向に合わせなければなりません。
やり方は簡単で、何も意識せず構造を流れる力の向きに従うことです。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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