「骨格立ち」による脱力こそが運動を支える幹である

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骨格立ちが前提

これまでゴロフキン選手を例に運動における身体の使い方の解説してきました(まだやる)が、その中で筋力ではなく骨格で身体を支えていることが脱力へ繋がる重要な要素であるとお話してきました。
ただ、骨格で身体を支えると言ってもあまりイメージが湧かきにくいと思います。
そして多分ほとんど聞いたことのない話だと思います。
脱力の重要性は散々語られているところですが、その具体性についてはとても乏しいのが現状です。
また骨格(骨盤前傾)に起因した脱力が運動の根幹であるというのは僕の発想であるので、聞いたことがない方も多いと思います。

なので説得力に欠けます。
加えてスポーツをしていてもなかなかこの感覚は掴みにくいし、筋力こそがスポーツにおける身体能力の根幹だという発想がかなり蔓延していてそれに囚われてしまいます。
「骨格立ち」と「筋力立ち」の意味が分からない方も多いはずです。

確かに筋力は重要ですが、もしそれをスポーツとそのトレーニングの中心に据えてしまうと成長が停滞します。
実際に僕がそうでした。
そもそも鍛えた筋肉の使い方が分からず運動への効率的な動員ができなかったからです。

またこれまでこのブログで取り上げてきた「SSC」や「運動連鎖」は比較的イメージしやすく、かっこいい響きなのでとっつきやすい、トレーニングに組み入れやすいと思います。

これはあくまで僕の推測の域を出ませんが、「骨格立ちによる脱力」はもしかすると軽視されているのではと感じています。
僕は「骨格で立てること」「骨格の構造を利用すること」をあまり軽視してほしくありません。
上記のSSCや運動連鎖と比較してもかなり重要なことです。

以下の記事では「SSC」や「運動連鎖」を強化できるのが脱力であるとお話しています。

身体構造の一体化による身体能力の飛躍

ただ僕はそれだけではないと感じているんです。
ボルト選手などのトップアスリートや動物のしなやかさに注目する内、「もしかして脱力こそが運動の根幹なのではないか」と考えるようになりました。
筋力発揮の前に筋が一瞬だけ弛緩する「サイレントピリオド」という現象が存在していますし、ボルト選手が肩(上半身の半分の質量)を落下させることで走行に利用するエネルギーの総量を増加させていたような戦略はネコ科の動物、特に地上最速を誇るチーターでは顕著です。
チーターは全身を鞭のようにしならせて推進するんです。
普通の草食動物とネコ科動物の最大の走りの違いは背骨です。
そして人間と草食動物の違いは股関節や肩甲骨を動かす身体背部の筋の運動への動員。
人とネコ科の動きには大きな隔たりがあります。

何故、同じ哺乳類で体重もさほど変わらないチーター(70kg)があれだけしなやかに力強く動けるのか。
それは一言で言えば『脱力による身体構造の一体化』を実現しているからです。

チーターを含めたネコ科の猛獣は全身の筋を脱力し背骨を繋ぐ強靭な靭帯を介して関節間の運動量の交換を高効率で実現します。
つまり、全身を一つの構造として扱い圧倒的な力強さを生み出しているんです。
愛猫のリンクも運動の達人で歩くときに肩が交互に盛り上がりグネグネと動きます。
僕にはほとんど力を使わずに歩いているように見えます。
リンクは常に脱力しているので、抱きかかえるとまるで体が溶けているみたいに腕にまとわりつきます。
猫を抱いたことがある方なら感じたことあるはずです。
千切れてしまうと錯覚するほど脱力しています。

話を戻します。
僕は「脱力」こそが身体を一つの構造として扱うための運動の基礎であり、「SSC」や「運動連鎖」のそのさらに下層に存在していると、脱力によってでしかたどり着けない境地があるのだろう考え始めています。
むしろ関節間の距離の変化により筋を伸張する「SSC」や全身の関節で鞭のような運動量の交換を行う「運動連鎖」こそ抽象的に見れば身体構造の一体化そのもです。
そもそもこれらは起こそうとして起こす現象なのではなく、脱力していれば自然と起こる現象なんです。

そして脱力が運動の根幹であると考えるようになると筋力よりも「慣性力」や「重力」といった自然界に存在する誰にでも利用可能かつ強力な力の重要性を感じ始めました。
チーターは自分自身の関節を道具のように扱い、身体を振り回すようにして推進しています。
チーターのように慣性力や重力を利用する為には筋や腱の伸張を感じ取らなければなりません。
全身から脳へ入力されてくる「感覚」に集中する必要があるんです。
僕が感覚感覚と狂気と共に実践していることです。

まとめ

今回はとてもまとまりのない話になってしまいましたが、まとめると今の僕のキーワードは「脱力による全身の一体化」で、そう考える理由、そうなるたの僕の実践を今後このブログで発信していこうと思います。

僕はこの考えが道標となり闇雲に走ることがなくなりました。
最初は出し惜しみしていましたが、やめました。
僕は僕の考えに共感していただける方と一緒に脱力の境地を深めていければと考えるようになったからです。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人
ストイック長濱

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
WBC世界同級34位
WBO-AP同級3位
角海老宝石ジム所属

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