失敗の原因は常に同じ/長所と短所のジレンマ

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ボクシングに限らず人が失敗する時は毎回違う理由のように見えて、実は同じ理由からだと思います。
例えばやらなければならないことを面倒くさがっていたり、危機管理能力の欠如であったり、集中力の欠如であったり、過信であったり。

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二度あることは三度ある

僕は寝ている隙に愛猫のリンクに高いイヤホンを噛み千切られてしまいました。
幸いにもリンクがそれを飲み込んだりはしていませんでした。
失敗は誰でもするんで、一回目なら余裕で許容範囲です。

しかし残念ながらこれは1度目ではないんです。
一度目は自分自身の危機管理能力の欠如に失望したのです。
そしてこれからはきちんとリンクの見えない所、届かないところで管理しなければならないと確かに誓ったのでした。

にもかかわらず僕は同じ失敗を二度も犯してしまいました。
僕は失敗を減らさなければならない仕事柄同じような失敗をしないように心がけています。
試合ではその甘さが普段以上に露呈してしまうからです。

一度目の時に二度とやるまいと誓ったのに。
ここ最近のリンクはとてもいい子で成長に伴って噛み癖が減少していました。
それもあって僕は「もう大丈夫だろう」と高を括ってしまったんです。
その日の夜はどういうわけか僕の部屋のドアが開きっぱなしになっていたようで、リンクの侵入を許してしまいました。
僕は寝ぼけまなこでリンクが部屋に侵入しているのを感じていたんです。
高いイヤホンが剝き出しになっていることも頭を過りました。

にもかかわらず、僕は眠さもあり面倒くさがって「大丈夫、最近は噛み癖も落ち着いている」と再び眠りについてしまいました。
朝目覚めてイヤホンをつけようとして「またやってしまった」と後悔の念に襲われました。

リンクはイヤホンを噛み千切っていたんです。

人の弱点はそう簡単には克服できない

僕は面倒くさがりなんです。
面倒くさがって常に何事も後回しです。
好きなことならとことんやりぬくことができますが、日常生活は何もできません。
妻がいなければ家は荒れ放題です。
ひたすらボクシング理論の開発に明け暮れ妻にはいつも怒られます。
何度怒られたか分からないほど怒られています。

ボクシングでもそうです。
やらなければならないことよりも今自分が習得したいことに注力するあまり、負けた試合もあります。

失敗の理由はいつも同じ

僕は常日頃思うことがあって、人が失敗をする理由の根本は常に同じだということです。
『怠惰』『臆病』『軽率』…などなど。
人が失敗を重ねる理由は元をたどっていけば、偶然でもなければほぼ毎回同じ理由だと思います。

今回は幸運にもリンクが呑み込んでしまったわけではないので、反省ができます。

でも僕は一児の父になりました。
これから娘が成長してもし娘が小物を呑み込んでしまえば大事になります。
窒息死するケースもある事態です。

そう考えるとそろそろ本気でこの短所と向き合っていかなければなりません。

短所と長所のジレンマ

しかし僕は安易に短所を消してはいけないと思ってしまうのです。

短所は常に長所の裏返しなので、その短所を消そうとしてしまえば自分の長所が消えてしまいます。
僕は日常生活はできませんが、23歳体重100kgから6年で東洋太平洋王者になりましたした。
これは、僕が日常生活を放棄してボクシングにのみ打ち込んできたからです。

短所は長所の別の側面に過ぎないので、それを消してしまえば平凡でつまらない人間になってしまいます。

日常の雑事に追われてしまうとボクシングを探求することができない。
でもボクシングを探求すると日常生活がままならない。
言い訳なのかもしれませんが、このジレンマが解消できずにいます。
もし日常生活に時間を割いてしまえば、普通のボクサーで終わってしまうという。

しかし娘の為にも軽率な考えや甘さは消していかなければなりません。
バカバカしい話、考えるまでもない話なんですが僕はこれで結構悩むんです…

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この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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