疲れているのを認めないと下手になる

トレーニング
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僕が調子を落とす時は決まって寝不足なんです。
その寝不足にはサイクルがあって、よく眠れる時期と眠れない時期があります。
今は寝不足のサイクルが始まっています。

それは置いといて。
今回は休むことの重要性を僕なりにお話します。

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無理すると下手になる

当たり前のことだけど難しいですよね。
僕は休むのが苦手です。
休むのが怖いし、自分の理論を発展させてもっと強くなりたい。
寝る前までずっと考え事をしているのでずっと寝不足、疲労状態が続いています。
でも休むための理由を考えだしました。

もしかすると、僕と同じように休むのが苦手な方の参考になるかもしれません。

疲れると僕はどんどん下手になります。
これは疲れて筋肉が動かないとかいうような単純な理由ではありません。
本当に下手になるんです。

以下はその現象に対する僕なりの考察です。

僕は連動のリズムとか呼んでいますが、僕には強いパンチや速いフットワークが実現される時のリズム(頭の中)があります。
歩くのにも実はリズム(運動のベースとなるリズム)があります。
だから常に僕はこのリズムで動くことに集中しています。

でもこの言い方だと漠然としていて伝わらないので、感覚を理論化してみます。

この連動のリズムって何かというと『筋紡錘』や『ゴルジ腱器官』と呼ばれる感覚器官から入力されてくる情報の変化のことです。

筋紡錘(きんぼうすい)とは、筋肉の長さを検知する固有受容器の一種である。

Wikipedia

ゴルジ腱器官(ゴルジけんきかん)とは骨格筋と腱の移行部にあるコラーゲン線維の皮膜に覆われた構造を持つ長さ500-1200μm、直径100-120μの腱の感覚器である。
カミッロ・ゴルジによって発見されたところからこの名称がつけられている。
2種類の役目を持っており、一つは関節への負荷や曲がり方などを感知して運動感覚を得ることと、 もう一つは過剰な力によって腱や靱帯が損傷しないための安全装置である。

これら感覚器が筋と腱にかかる張力であったり、筋肉の収縮具合を常に監視しているわけです。

で、各内臓や骨格筋にいるこいつらから入力されてくる情報の周期が脳の中で合成されて一つの『リズム』として認識されているんだと僕は考えています。

一つ一つの関節や内臓から入力されてくる情報が狂ってしまうと、全体としてのリズムに大きな変化をもたらします。

疲れて筋の中にあるエネルギーが枯渇していたりすると、当然いつもの筋力が発揮できません。
そうなると上記の器官から入力される情報の周期に微妙な差が出てしまいます。

疲労が少ない時の周期のズレは誤差の範囲内だと思いますが、もしかなり疲労している場合はそれなりに大きなずれとなってしまい、関節同士を連動させるタイミングが微妙に変わってしまいます。
そしてそのズレが今度は次の動作を行う関節の…という風にどんどん大きくなってしまいます。

だからこそ、疲れていると普段やっているような力を発揮するためのリズムでは身体が連動しないんだと僕は考えています。

下手になったと誤解する

いつもの連動のリズムで力が発揮できないと焦ります。
そしてこう考えるようになるはずです。

いつもはやっている動作が抜け落ちている?』と。

僕はそうでした。
そうやって要らない動作を追加して身体の連動を補おうと試みた結果、身体はどんどん連動しなくなる悪循環に突入していきます。
無駄を無駄で補い雪だるま式に無駄が増えてきます。

そして疲労が回復した後で、元々のリズムを思い出せなくなっているんです。

まとめ

疲れたら休む。
サンドバッグが何日も続いていつものように打てなかったり、スパーリングで集中が続かずに反応が落ちてきたら疲労している証拠。
休むのが嫌いな僕が、休む為に導き出した論理なので、間違っているかもしれませんので悪しからず。

※『疲労困憊で休むこと』と『休むことの大切さを免罪符にして休む』こととは意味が大きく違います。
後者の選手も沢山いると僕は感じます。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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