プレッシャーファイター対策

技術

久しぶりにHo-to系の記事を書いていきます。
プレッシャーファイターってのは日本では馴染み無いかもしれませんが、海外だとゲンナディ・ゴロフキン選手とか最近のカネロ・アルバレス選手、井上選手と戦ったドネア選手とか”ロマゴン”みたいなスタイルのことをこう呼んだりします。

文字通りプレッシャーをかけて相手を倒すスタイルですね。
今回はプレッシャーファイターと戦う上で重要ことをお話します。

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慌てない

まず何よりも慌てないことです。
プレッシャーファイターは手数も多くて、近づかせるとどんど手を出してきます。
ここで慌てて余裕を失って失ってしまうとプレッシャーファイターの思うつぼです。
相手を慌てさせる、これがプレッシャーファイターの狙いでもあり

だから、プレッシャーファイターと戦う時はとにかく落ち着きましょう。
相手の思うつぼにさせてはいけません。
近づかれても冷静に予め計画したことを遂行することに集中します。

熟練したプレッシャーファイターほどしつこいです。
でも慌ててはいけません。

クリンチ

ここから具体的な方法になります。
近づかれても慌てずに相手の動きを封じ込めましょう。
クリンチも一つの手です。

乱戦に持ち込みたいプレッシャーファイターのやりたいようにさせてはいけません。
大切なのは中途半端にやらず、クリンチすると決めたら徹底しましょう。
色気を出したりするのはよくありません。

フック

右でも左でもフックが有効です。
プレッシャーファイターはガードを固めて前進してきます。
※ガードが低いなら普通に殴ってしまえばいいだけです。

前進する為に前面の守りが固いことが多いです。
だから横から崩しましょう。
フックをひっかけてバランスを崩したらすぐに態勢を入れ替えて反撃です。

チェックフック

あまり馴染みが無いかもしれませんが、チェックフックは普通に使われる言葉です。
言葉で説明するより見てもらった方が早いと思いうので、好例を載せておきます。

メイウェザー選手も『チェックフックだぜ!』ってノリノリですね。
これです。
ハットン選手をコーナーポストに叩きつけた左フックです。

これが強いと相手はプレッシャーがかけらませんね。
仮に失敗しても相手の腕や頭にひっかけて態勢を入れ替えることができます。

覚えておいて損はありません。

※相手がこれに右フックをかぶせられることがあるので注意

ワンツースリー(ジャブ→ストレート→フック)

フックが有効だとお話していますが、コンビネーションでもフック主体で行きましょう。
ストレート系のパンチは相手のハイガードに防がれる確率が高いです。

ジャブ、ストレートで遠ざけられるならいいですが、相手の腕の隙間に打ち込んだジャブやストレートが挟まっちゃったって経験ないですか?

結構頻繁にあるし、狙って掴んでくる選手もいます。
軽いストレートを正面に集めて、空いた横からフックを通して体を入れ替えます。

ロマステップ

以下の動画でも説明していますが、ロマステップで態勢を入れ替えましょう。
手順もあるので興味があればご覧ください。

プレッシャーファイターに真っすぐ下がっていると、プレッシャーを受け続けることになるのでどんどん消耗していきます。

体を入れ替えてプレッシャーを躱す方法をいくつか持っていた方がいいですね。

プレッシャーをかけ返す

そもそもプレッシャーをかけられないから追い回されているという段階だとちょっと難しいですが、プレッシャーファイターはプレッシャーをかけて追い回す展開には慣れています。
下がる相手に強いパンチを当てる方法も知っています。
だけど、意外と相手が退かない場合に上手くいかないことがあります。

これはカネロ・アルバレス選手がゲンナディ・ゴロフキン選手に再戦でやっていたようなことですね。

プレッシャーをかけることでゴロフキン選手に強打を打つ体勢と時間を作らせない。

戦略上、アウトボクシングをするにしても相手を混乱させる為に時々プレッシャーをかけるのも有効です。

まとめ

今回の方法は簡単な極一部の方法です。
選手によっていろいろあるので観察して真似してみるのがいいと思います。

大切なのはプレッシャーファイターへの苦手意識を持たないこと、そして激しいプレッシャーを受けても慌てずに対応することです。
そして、場当たり的に戦略を選ばず、予めやることは決めておきましょう
上手くいかなかった時にフィードバックできます。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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