ゲンナディ・ゴロフキン

よもやま話

「股関節に乗る」と「前腿に乗る」の違い

パンチを打つ、速く動くための前提で当たり前と言えば当たり前のことなんですが、知らない人も多いんじゃないかな?と思っています。 これを理解していると技術の習得が早くなります。知らない人との差をつけられると思います。 股関節に乗せる 「股関節に...
よもやま話

「手数!手数!手数!手ぇ出さんかい!」

今回は「手数信仰」について。手数、大切です。使いどころさえ間違えなければ。 手数信仰 4回戦の選手の練習だとよく言われるのは「とにかく攻めろ」、「手数を出してりゃ勝てる」というもの。素人同士の殴り合いなら、短いラウンド数で最後まで手を出した...
トレーニング

ゴロフキンのトレーニングから学ぶ

先日、ゴロフキン選手は印象的な勝ち方をしましたね。38歳ですが、全く年齢を感じさせない動きでした。 今回は38歳にして20代のような強靭な動きを実現するための股関節のトレーニングとしてとても参考になる動画を発見しましたので共有します。股関節...
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運動理論

【骨盤】ゲンナディ・ゴロフキンの強さに迫る PART6【肩甲骨】

これまで下半身の使い方に注目してきましたが、今度は上半身について見ていきます。と言っても掘り進めて行けば結局は下半身(股関節)の動きへと繋がっていくんですが。当たり前と言えば当たり前の話ですね。下半身と上半身は繋がっています。もっと言えば全...
運動理論

【股関節】ゴロフキンの強さに迫る PART 5【立体的回転】

今回の記事はゴロフキン選手の右のパンチにおける股関節の使い方を見ていきます。結論から言えば基本姿勢(パワーポジション)では右股関節は『外旋位』。股関節の屈曲で力をタメて、内旋を伴いながら右股関節を伸展させ体幹を介して地面反力を前方へ変換して...
運動理論

【骨格】ゴロフキンの強さに迫る PART 4【制止】

前回からの続きです。骨盤前傾とそれに伴う「骨格立ち」と骨格の構造で立つことによる脱力、それに起因した身体背部の身体を推進し、且つ大きな筋力を発揮できる筋と質量の運動への動員がトップアスリートの動きを抽象化したものであると説明してきましたが、...
運動理論

【トップファイターは】ゲンナディ・ゴロフキンの強さに迫る PART 3【なぜ棒立ちになる?】

今回はゴロフキン選手のジャブを例として下半身の使い方を解説します。かなり前置きが長くなりますが、今回はジャブだけでなくボクシングや運動の本質的な部分を記述していこうと思います。 長くなってしまうので先に結論から言うとゴロフキン選手はハムスト...
運動理論

【腸腰筋】ゲンナディ・ゴロフキンの強さに迫る PART 2 【構造的脱力】

ゴロフキン分析パート2です。前回はジャブが当たる理由とフックが強い理由について分析してみました。 今回はゴロフキン選手の骨格からパンチ力の秘密や下半身がスーパーボールのように跳ねる理由について解説してみます。 「パンチを強く打つためのトレー...
選手分析

【アハ体験ジャブ】ゲンナディ・ゴロフキンの強さに迫る【SSCフック】

ゴロフキン選手は僕がボクシングを始めるようになった時にミドル級でもPFPでも最強と敵なしの最強だと言われていて、その強さに僕は魅了されました。僕はゴロフキン選手の強さを研究してボクシングにおいて何が重要なのかをほんの少しだけ理解することがで...
技術

ゴロフキンのジャブの解説 強くて当たるのには理由がある

「左を制する者は世界を制する」この格言はかなり有名ですが、調べてみると誰が言ったのか分かっていないようです。ここ最近で一番驚きました。 「蝶のように舞い、蜂のように刺す」は偉大なモハメド・アリを形容する有名な言葉ですが、上記の言葉も有名な言...
戦略

大胆派ボクサーの戦い方 リスクを最小限に抑えてパニックへ陥れる

慎重派のための戦い方は記事にしていましたが、大胆派の戦い方も記事にしてみようと思います。 大胆の定義が難しいですが、例えば全盛期のマニー・パッキャオ選手やゲンナディ・ゴロフキン選手、ジョンリエル・カシメロ選手のようにな躊躇のない踏み込み、打...
選手分析

カネロ・アルバレス vs. ゲンナディ・ゴロフキン Ⅱ 分析

試合分析 第一戦に引き続いて第二戦を見ていきます。初戦は議論を呼ぶ判定だったんです。公式にはドローだったんですが、実際には手数と積極性でゴロフキン選手が勝っていたのではないかとの声も沢山ありました。 僕もゴロフキン選手が勝ったんじゃないかな...