運動理論

よもやま話

母指球信仰が導かれた文脈

母指球荷重開発の分脈の長濱説 股関節に乗り込むと踵が持ち上げられます。もちろん、すべての局面でそうなるわけではありませんが。 この特徴は僕が観察する限りだと、デービスとビボルに強く現れています。彼らの手足の敏捷性は股関節に乗り込み床反力が強...
運動理論

ネリ戦の井上尚弥のカウンター左フック

モンスターの左フックのカウンター。頻繁に見ますよね。股関節ロックと二軸の特徴が現れているなあと思っていたら、それらを繋げる論理を思いついたので共有します。 強靭な腸腰筋と内転筋群による股関節ロックが起こると、その拮抗筋である中臀筋と大殿筋、...
トレーニング

股関節ロックの筋力

パラエストラ天満や長岡、村井などを指導しながら「股関節に乗る」をかなり厳密化できてきました。 股関節に乗る=脛骨に乗る=股関節ロック=内転筋中臀筋腸腰筋による股関節の固定 こうですね。股関節をロックできる筋力が前提であることが認識できてきま...
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技術

股関節で体重を滑らせる

昨日のパラエストラ天満長濱クラスの参加者がとても納得感があると言っくれた練習です。 フットワークの基礎動作を練習していましたが、僕が思っていたような動作にならず、どうしても慌ただしくピョンピョンと飛び跳ねてしまう方が多かった。 どうしようか...
技術

投擲パンチ その二

投擲パンチが分かりやすい二選手を紹介します。ジュリアンジャクソンは特に分かりやすいかと。肩甲骨をロックして肘先でぶん投げる。手首もロックされた時の形になっています。 論理的には手首ロック→肩甲骨ロックが連動するからだと思います。つまり、前鋸...
メンタル

今にのみ集中して野性を引き出す

パラエストラ天満 今日は、参加者は全体として型にハマることなく自由に、本能の赴くままにボクシングしていたと感じました。 ごちゃごちゃ考えないから相手に反応し迅速な対応ができます。その瞬間はぎこちなくても、全体として整合性がとれていればそれで...
技術

肩甲骨をロックした構え

前鋸筋小胸筋が利いて肩甲骨の前傾外転が強くなるとフォアマンやジョーンズのような腕の形になります。ハイガードならベテルビエフやベナビデス、マティアスのように、お弁当箱のように腕に上半身が閉じらたような形。 楽に構えるフォアマンジョーンズのよう...
技術

踏みこみと腸腰筋の話

一軸と二軸は踏みこみの角度が違うと以前お話しました。そうなる論理を思いついたので補足します。 踏みこみ話 腸腰筋の連鎖反応 腸腰筋による骨盤前傾とそれに伴う内転筋群の筋力の向上については下の記事をご覧ください。 要約すると。腸腰筋が強いと骨...
運動理論

大胸筋のねじれと腕の内旋

ベテルビエフ、マティアスのパンチが似ている理由の考察です。体の合理性を追求した結果、収斂進化したのでは?と。 コウモリとモモンガが別々の経路から同じ目的を達成しているようなことがロシアとプエルトリコでも起こった。彼らの目的はハイガードからの...
運動理論

メジャーとNLBの投球

前鋸筋による肩甲骨外転が大胸筋など大きなアウターマッスルを合理化し、かつ自然な二軸推進を引き起こしている、というのが長濱説。 で、二軸のスイングが合理的なのはヌンチャクが加速する原理で肩甲骨平面上を肩甲骨に押された腕が加速していくから。 メ...
技術

キャーヤメテー、コッチニコナイデーみたいなディフェンス

個人の持つ生まれ持った特徴、成長過程で獲得した哲学が個性。きっとこれを引き出していくことが練習。 フォアマンのクロスアームガードを見てください。腕を伸ばして顔を逸らして、子供が犬など生理的な恐怖を遠ざけて嫌がるみたいな動き。気持ち悪いもの、...
技術

前鋸筋と広背筋と手打ち

新たな手打ちの話をします。ver.3からはうすうす感じていましたが、本格的な手打ちには本格的な骨盤前傾、胸椎後弯、肩甲骨外転を引き起こす筋力が必要です。 はっきりと断言しますが、誰でもできるわけではなありません。 シン・テウチ ニューノーマ...