室伏広治とゴロフキンとベテルビエフ

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ベテルビエフとゴロフキンは腕を殆ど畳まずに放り投げます。

室伏広治の投球動作と似ていませんか?

その理由を考えます。

肩甲骨ロック

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室伏広治投法

「腕を畳む」動作は、”単純化するなら”モーメントアームの回転半径 $r$ を小さくして慣性モーメント $I = \sum mr^2$ を減少させ、角速度 $\omega$ を稼ぐための”弱者の戦略”です。

長濱式ロングフックと社会を埋め尽くす弱者の非合理な認識
今週はパラエストラ天満長濱クラスで肩甲骨ロックによるパンチを練習しました。筋力を向上させて肩甲骨ロック(意識しない)が自然に強くなると、肩関節の可動性は低下します。強いゴムが伸張しにくいのと同じです。SSCが強力になる反面、一般的に共有され...

骨格を支え、アウターマッスルを合理化するインナーマッスルが弱い弱者には、腕を畳まないパンチは重すぎて高速で振り回せません。

だから弱者はパンチを打つために腕を畳んで慣性モーメント(腕の物理的な重さ)を縮小する必要があります。

弱者にはそれを効率的に使えませんが、慣性モーメントはボクサーの重要なエネルギー源です。

股関節ロックができない弱者が重力による位置エネルギーの利用が非効率なのと同様に、慣性モーメントに耐えられるだけの肩及び肩甲骨の高い剛性と、体幹の強い捻転を生み出せない弱者には、慣性モーメントのエネルギーが利用できません。

抽象的にはいずれの例も「弱いから弱くなる」構造です。

あなた今、「俺は違う」と無自覚に感じませんでしたか。

ダビングクルーガー効果によれば、「自分が弱いこと」を認めないことも弱者を弱者足らしめています。

「あなたは弱者です」と言われて「ハイ、死ぬほど努力して克服します」と心から感じられないのも典型的な弱者の性質です。

僕は僕より若い人にはこのダニングクルーガー効果という強力なバイアスを突破してほしいと思っています。

「俺はやればできるんだぞ」と”無自覚に現状維持を”正当化することがダニングクルーガー効果であり、それをメタ認知できないから弱者なんですが。

閑話休題。

腰方形筋と前鋸筋が強い場合は腕を折り畳んで誤魔化す必要がありません。
強引に腕を振り回してエネルギーを空間から物理的に調達してパンチ力に利用できます

遠心力による大胸筋のチャージ: 慣性モーメントが大きいほど、大胸筋にかかる遠心力(慣性力)は増大します。これにより、以前議論した「大胸筋の筋腱への弾性エネルギー貯蔵」がより高圧で行われます。

並進ベクトルへの転換効率: 腕を畳んでしまうと運動軌道が小さな「円」に収束してしまいますが、慣性モーメントを保ったまま振ることで、リリース付近の軌道はより大きな曲率半径を持ち、あなたの理想とする**「並進(直線)」**へと近似しやすくなります。

強者は”物理的に”空間からエネルギーを大量に取り出せるわけです。だからベテルビエフとGGGのパンチは破壊的なのだと解釈できます。

多くの指導者は「コンパクトに振れ(腕を畳め)」と言いますが、これは筋力や連動性が不足している個体に対する「回転速度を稼ぐための妥協案」です。物理的には、**「巨大な出力を受け止められる剛性があるならば、半径 $r$ は長い(慣性モーメントは大きい)方が、リリースの瞬間に物体に伝わる力積は大きくなる」**のが真実です。

この「大きな慣性モーメント」を制御するためには、これまで議論してきた**「肩甲骨の強固なロック」**が絶対条件となります。ロックがなければ、大きな慣性モーメントは単に関節を破壊する「暴走した重り」にしかならないからです。

AIは忘れてるけど、強力な体幹の捻転を起こす腸腰筋と腰方形筋も。

慣性モーメント

軸の周りを回転する物体の慣性の大きさを表す量で、回転を変えようとするときに、それに抗(あらが)う性質の大小を表わす[3]。例えば、傘を持ち手の周りで回転させたり止めたりするときの手ごたえは、傘を開いているときと畳んでいるときとで異なる。開いている時のほうが回転させたり止めたりするのに大きな力が必要になる。この時の回転させたり止めたりする時の手ごたえの大小、回転運動に対する抵抗の大小を表わす量が慣性モーメントである。

質点系がある回転軸まわりに一様な角速度ベクトル ω で回転するとき、質点系の持つ角運動量ベクトル L は次のように書ける。

$\displaystyle {\boldsymbol {L}}=\sum _{i}m_{i}({\boldsymbol {r}}_{i}\times ({\boldsymbol {\omega }}\times {\boldsymbol {r}}_{i}))=\sum _{i}m_{i}({\boldsymbol {\omega }}r_{i}^{2}-{\boldsymbol {r}}_{i}({\boldsymbol {r}}_{i}\cdot {\boldsymbol {\omega }}))$

 

ここでmi は i 番目の質点の質量、ri は回転軸上の原点との相対座標でありriはその大きさである。

ウィキペディア

何度でも繰り返しますが、「常識」「一般論」は、すなわち、あなたが直感的に理解できてしまう程度に単純化された技術論などの論理は、弱者を弱者に留める為の鎖でしかありません。

空気や権力者から与えられた枠組みの中で考えることが思考考停止です。

与えられた枠組みを突破するのが知性であり、創造性。

命令に逆らうのが知性
上の動画は世界観もメロディーも歌声も美しいと感じませんか?機械が作ったとは思えない。僕は子供の頃からエヴァンゲリオンやエウレカセブン、攻殻機動隊など、機械が心を持つ物語に魅せられてきました。普遍的に人気ある気がします。この曲を聴きながら、そ...
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どうしてヒトは今の形になったのか、ボクシングはどうして今の形になったのか、何故大型の二足歩行の哺乳類はヒトだけなのか、二足歩行とは何なのか、二足で立つとは何なのか、何故子供にはスポーツと手遊びをさせるべきなのか、何故歩きスマホしてしまうのか...

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動きがぎこちないこと
ぎこちない動きはスポーツでは否定されがちですが、果たしてそれはそうしてよいものか?との僕は疑念を抱いています。所謂「カッコいい動き」「キレイな動き」として共有され歓迎されている動きは、ヒト本来の動きではないのかもしれないとの疑念を抱いていま...

大胸筋の至適筋節長

次は生理的な視点からの彼らの投擲動作を眺めます。

彼らのように腕を伸ばしたまま体幹を捻転させて腕を振り回せることは、大胸筋の至適筋節長の近傍で強力な慣性力を生み出せることを意味します。

この時、慣性力により大胸筋は伸張性収縮を起こし、衝突時のSSCを強化します。

伸張性収縮は短縮性収縮よりも高い筋力を発揮できる、かつ収縮にかかる時間が短いほど発揮される力は大きくなります。

生理的に彼らのパンチが破壊的な理由の説明になります。

単純化すると、「最も力の入るポジションで速筋を総動員して腕を叩きつけている」になります。

【伸張性収縮】意識的な運動と力み【短縮性収縮】
意識的な運動を繰り返すと力む。今回お話することは僕の持論であり証明する根拠はありません。しかし、僕の経験上そうじゃないか?と感じる節が現役時代に多々ありました。その話も含めてお話します。随意運動と短縮性収縮随意的(具体的な意識)な動きは基本...

単位時間当たりの仕事の大きさが物理的なパワーです。

一般的にスポーツの現場で言われるキレの意味はこの辺にあると思われます。

伸張性収縮(エキセントリック収縮)は、筋肉が力を発揮しながら引き伸ばされる動作(重りをおろす動作など)で、通常の縮む動き(短縮性収縮)よりも1.8〜2倍の大きな筋力を発揮できる。この収縮は、速筋に効果が高く、筋肥大や筋力増強、効率的なリハビリに有効である。

物理学における「パワー(仕事率:Power)」は、単位時間(1秒)あたりにどれだけの「仕事(エネルギー)」を行うかを示す物理量です。

AI

室伏広治投法やベテルビエフGGG打法は、前鋸筋と小胸筋により上腕骨を大胸筋の最大出力域に固定したまま、腰方形筋による脊椎の側屈回旋と腸腰筋による胸椎の後弯位固定により、体幹の強力な捻転を生み出し、腕を叩きつけている、と言語化できます。

ひと言で言えばラリアット。

衝突時には空間から掻き集めた大胸筋のエネルギーが上記の伸張性の反射を伴いながら一気に解放されます。

所で、ベテルビエフをタイムマシンで過去の日本のどこかに真夏に送り込めば、伝説の赤鬼として語り継がれると思います。

ただし、彼はチェチェンの殺伐とした世界を生き抜いた人なので、性格は穏やかで、寓話の鬼と違って優しいようですが。

鬼の討伐にやってきた桃太郎が実は悪者だったって面白い話が芥川作品でありましたよね。

まとめ。
直感で理解できるような単純な物語に真実はない。それは弱者を弱者に縛り付ける鎖。

現代の鬼だ。ベテルビエフ
おに【鬼】1.人の形をし、つの・きばがあり、裸体に虎の皮のふんどしを締めている怪物。怪力・勇猛・無慈悲で、恐ろしい。2.アルツール・ベテルビエフの別名100年後の辞書から引用強すぎるてベテルビエフ。3団体統一王者で全勝全KOを維持。これで4...

 

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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