その一の続き。予測を放棄した後にすること。
試行錯誤
試行錯誤とは
試行錯誤を少しだけ具体的に定義すると。
「許容可能な損失の範囲内#で様々な資産クラスに資本を投下すること。それぞれの資産の相関が小さく抑えられるように」。
#全部失っても恐くない程度
※伝統的なボクシング論や長濱説に全てを突っ込んでない?
資本とは金などの経済的なものから余命や体力、知能などの生理的なものまで。
投資の基本と同じ。分散。
※この意味なら”株式だけ”に突っ込むのは自殺行為。分散になってない。あなたのニーサ大丈夫?
円預金だけの人は、そうでない人と比較するなら、例えば円(通貨)と逆相関する資産(金銀など)でヘッジしていた人と比較するなら、数年でドル購買力換算の資産額が数倍の差になっていてもおかしくない。たった数年。
資産の蓄積は再帰的に展開されるから、次の数年は数十倍の差もあり得る。
分散しない場合、想像より頻発するテールリスクが致命打になる。
また、機会としてそれを取り込めない。今回のインフレがまさにそれ。預金を焼かれた人がいる一方で、分散により利益を手にした人がいる。
ボクシングも同じ。
保有する資本を分散。
一つの練習、一つのジム、一つの形、一つ思想にオールインしてない?
これは自殺行為。
分散した中の当たったものをピックアップ。
ダメなものは損切り。ダラダラ引きずらない。練習、価値観、人間関係は負債化する。
損切りして浮いた資本を別の資産クラスやセグメントへ再投下し別の機会に賭ける、あるいは保有する有望な資産にレバレッジをかける。
塩漬けは機会損失。この目に映らない損失が見えるか否かが同種のヒトに絶望的な差を与えている…はず。
塩漬けによる機会損失>損切りによる損失確定
この不等式を常に思考の中央に置く。
損切りして学習、利確して学習。
最初は何も分からなくても、徐々にどの練習(資産)に賭けるべきかの審美眼が利くようになる。損切りが上達する毎にダウンサイドが限定される。
失敗確率>>>>>成功確率
この不等式はヒトの社会の真理だと思う。そうだよね?
だからこそ
実験→撤退→方針転換→実験→撤退→方針転換→実験→撤退…
試行錯誤を繰り返す。次第に目に映らないボクシング空間の地形は明らかになる。
再帰的に学習するヒトにおいては
失敗≠損失
宇宙の性質を規定する不思議な大数の法則や統計的な分布は再帰的な凸関数においては味方になる(イェンセン不等式)。
逆を言えば、リスクを恐れると成長の最大の味方を失う。
試行回数の増大:情報の非対称性を突く
試行回数を増やす目的は、成功確率を上げること以上に、**「ランダム性の中に隠れた宝を見つける確率」**を最大化することにあります。
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バーベルの右側: 失敗しても死なない程度の低コストな試行(副業、新しい人との出会い、実験的プロジェクト)を大量にばら撒きます。
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「間違い」の定義: 脆弱な人にとって「間違い」は恐怖ですが、反脆弱な人にとって「間違い」は**「そこには宝がない」という価値ある情報**です。
※落ちこぼれエジソン「失敗の方法が分かっただけ」
バーベル戦略(Barbell Strategy)は、ポートフォリオの大部分(約85-90%)を極めて安全な低リスク資産(国債、現金)で保全し、残りの一部(10-15%)をハイリスク・ハイリターンな資産(新興国株、ベンチャー、暗号資産)に投資する手法です。中間リスクの資産を避け、極端な二極に集中させることで、破綻リスクを抑えつつ大きな上振れ(大化け)を狙う、不確実性(ブラックスワン)に対応するための投資およびキャリア戦略です。
バーベル戦略は簡単に言えば、持ちうる資本を絶対的安定に90%、狂気に10%投下すること。中間(平均)は捨てること。
失敗しても死なない程度の狂気を要求してる。
ジム、練習、価値観、人間関係、…変動を起こす材料は平等に与えられている。イェンセン不等式を経験的に理解しているか、否か。その上で、やるか、やらないか。
みんなと同じ(=中間中央)に安心してない?狂気足りてる?

危機感⊃狂気

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