ジョン・コンテのジャブ

技術選手分析

大腰筋ジャブの利点は
1.大腰筋が上半身を股関節へ押し付ける
※床反力が増大
2.相手から頭が遠くなる
3.ジャブの射程が左半身分伸びる

YouTube
作成した動画を友だち、家族、世界中の人たちと共有

の三点が主に思い浮かびます。
3は、肩甲骨平面を相手に向けもするのでスイングの速度と衝撃も大きくします。

逆に言えば、頭を突っ込むようなジャブは以下のようになります。

1.体を推進する奥足に乗り込めずに推進力が弱まる
※股関節を開いて滑る動作ができない。その代償としてピョンピョンと跳ねる。
2.頭が突っ込みカウンターされる確率を高める
3.肩甲骨をパンチに動員できず衝撃が落ち、射程も短い

僕は様々な角度から見て非合理だと考えています。しかし、これは、すなわち頭を突っ込むジャブは、日本の指導の前提ですらあるとすら感じます。

なぜか。

恐らくは弱者の認識が由来していると予想します。

手打ちで強く腕を強くスイングする前提を持たない場合は、引っ張り打法で腕を加速させる必要があります。もしくは体当たりして外見だけ派手に取り繕い、雰囲気だけ強そうにするか。

相撲の突っ張りは股関節と肩甲骨をロックして腕で押すべきですが、それができる前提がないなら、体を寄りかけてのしかかって押すしかありません。
これと同じではないかと。

腕力を床に反発させる、という感覚を得る前提を持たない故に体当たりするしかない。

だから頭を突っ込む。

加えて世間や他人を疑うことをせず「はいそうですか」と受け入れられる民族のマインド。

https://riknagahama.xyz/2024/06/02/%e4%bd%93%e9%87%8d%e7%a7%bb%e5%8b%95%e3%81%ab%e3%82%88%e3%82%8b%e5%bc%95%e3%81%a3%e5%bc%b5%e3%82%8a%e6%89%93%e6%b3%95%e3%81%8c%e8%94%93%e5%bb%b6%e3%81%97%e3%81%9f%e8%ab%96%e7%90%86/
長濱式ロングフックと社会を埋め尽くす弱者の非合理な認識
今週はパラエストラ天満長濱クラスで肩甲骨ロックによるパンチを練習しました。 筋力を向上させて肩甲骨ロック(意識しない)が自然に強くなると、肩関節の可動性は低下します。 強いゴムが伸張しにくいのと同じです。SSCが強力になる反面、一般的に共有...
なぜ社会はガラクタで溢れるのか
最近は世の中に溢れる常識について考えることにハマっています。と言うのは、「何故、人の可能性を縛り付ける不毛さが普通に受け入れられているのか」と感じるからです。 認識の中央値=弱者の認識=常識 思うに、「常識」とは弱者の認識です。例えば「基礎...
長濱陸Tシャツ

お求めはこちらから

お問い合わせはこちら

パーソナルトレーニングやグループトレーニング、セミナーや取材、YouTubeコラボなどのご依頼はこちらからよろしくお願いします。

トレーニングの依頼などはこちらから

スポンサーリンク
Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

股関節おじさんをフォローする
スポンサーリンク
スポンサーリンク
股関節おじさんをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました