位相差を作り出すもの
パンチを分解↓
1.物理的に床反力はハムケツへ先行して到達します
2.床反力を受けたハムケツの反射的な収縮が起こります
3.骨盤の回転が開始されます
4.背骨のたわみを介して骨盤の回転力が上半身に伝達されます
骨盤の回転力の腕への伝達には
・背骨のたわみによる最初の遅延
・宙に浮く肩甲骨による二度目の遅延
が構造的に起こります。
この物理的な遅延は解剖学的、生理的にパンチ力へ寄与しますが、主題ではないので省略します。
小括
物理的な構造が力の伝達の遅延を起こし、股関節と肩関節の位相差を作り出す。
次に神経伝達システムが二軸の位相差を作り出す説明をします。
進化的に人体は近位から遠位に運動量を伝達するような設計になっています。そうやって運動量を伝達する遺伝子を自然淘汰が選んだから。
鞭が分かりやすいと思います。
鞭は近位から遠位へ、無数の関節のブレーキ効果により運動量を伝達していきます。
例えば、あなたは走る時に一々「アキレス腱の硬さ」「足底筋膜の張力」などを意識しないはずです。
「細かく関節を制御している!」と豪語する人が時々いますが、それは錯覚です。
全て自動的に制御されています。
所謂「スリッピングアウェー」も本能的に制御されています。
「間に合わないッ…スリッピングアウェーだッ…!」みたいな漫画のようなことは、ヒトである以上はできません。
神経システムは、近位から遠位へ、物理的な波を形成するように設計されています。
近位から遠位への制御は自動で行われます。
つまり、
強いパンチ⇒二軸である⇒関節の位相差がある⇒自動制御である⇒手打ちである
グダグダと理屈を並べましたが、二軸の為には手打ちするだけです。思いっきり手打ちするだけ。
「パンチとは〜」「重心を〜」などと思考するから、効率的なシステムが壊れます。
頭でっかちタイプが運動が下手な理由の説明にもなります。

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