タイソンのヘッドムーブメントと腰方形筋

技術運動理論選手分析
タイソンのディフェンス
ディフェンスについて

タイソンの動きを観察しているとふと、
「大腰筋だけにこの動きを説明させるのは頼りない。停止の角度が浅いし、タイソンの激しさを説明するには細すぎる。加えて、タイソンのスリッピングが後ろに少し仰け反るのを説明できない。」
直感しました。

それを信じてAIに聞いてみると
AI「脇腹を収縮させるのは腰方形筋や。体を左右に倒して肋骨と骨盤の距離を広げたり、縮めたりせるで。トレーニングはサイドプランクやで。」
とのこと。

タイソンのディフェンスと整合的

タイソンのディフェンスの説明と不整合に見える

下のボルトやまーくんの脇腹の収縮を説明するのもこいつでしょう。

プランク再考
プランク不要じゃね?って意見を訂正というか修正します。 インナーマッスルはアウターマッスルの機能を合理化する為に強くする必要があります。「インナーマッスルで体を動かす」は違うんじゃないか?と感じますが、合理的な骨格の構造を作るという意味で必...

この文脈なら、やはりプランクは前鋸筋や小胸筋、腸腰筋、腰方形筋などの骨格を形成する筋肉を強化するのが目的でしょう。

骨格を形成する筋肉(インナーマッスル)はハムケツや大胸筋などの筋肉の構造を合理化する。

長濱式大腰筋トレ
骨盤前傾や二軸、アッパーカットの為に大腰筋強化は必用。二軸と大腰筋

上はやや後ろに仰け反るようにすると効果を感じやすくなります。

体幹の安定性、姿勢の維持、そして腰の側屈(体を横に曲げる)、伸展(体を反らせる)動作に関わります。

引用AI

体を骨盤に引きつける+慣性力で仰け反る

体が突っ込まないように引きつける

上半身を股関節へ押さえつける

 

 

 

 

 

 

 

体重が股関節を抜けないように背骨を引っ張る

一流によく見られるグニャッとした姿勢

上半身が前へ突っ込み過ぎるとバランスを崩して力が出せなくなります。それを制御すると考えられます。

ところで、プランクを「腹筋トレ」と理解したり、漠然と「インナーマッスルが大切らしい」と理解されるのは、インナーマッスルと骨格、アウターマッスルの相互依存関係を理解しないまま、記号的に覚えてしまう典型だと思います。

車の部品の名称には詳しいが、それがどう相互補完し車を制御しているかは理解しない車オタク。当然運転はできない。

ビジネス横文字を羅列するだけで、決して商売人でない意識高い系。

記号には詳しいが、それが何を意味し、どう相互作用しているかは理解していない、あるいは理解しようとしない。

「ジャブ」を神格化し、「前重心」「後ろ重心」などと、無意味かつ現実との整合性を無視してボクシングや概念を複雑化する勢力。

個々の技術の共通点を探す
上の井上尚弥のダッキングとブロッキングの共通点が認識できますか? 僕の目には同じ動きに映ります。異なるのは「ダッキング」「ブロッキング」という解釈。 事実と解釈 数という論理的構造は、ある角度から見れば、とても単純で美しい形をしています(解...
大腰筋パンチ✕腰方形筋パンチ〇
大腰筋パンチの訂正です。動作の訂正ではなく、作用する筋肉の訂正です。 大腰筋は脊椎の安定性に寄与するの完全な誤りではありませんが。 胸椎の側屈を主動するのは腰方形筋です。 以後も名称は大腰筋パンチです。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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