インファイティング
インサイドでは掴み合い、押し合いのレスリングが起こります。お行儀よくしているとプロではやられることがあります。
井上尚弥はネリ、アフマダリエフ戦では頭突きや足踏みをされたら、やり返していましたよね。やられたらやり返す。相手をビビらせる。あれが勝負。
人類がやってきたのは奪い合い。ボクシングも労働も井戸端会議も全て奪い合い。コミュニケーションは略奪の手段。


ところで、僕は反則を推奨していません。バレたら減点されます。
ボクシングを含む社会のルールの話をしています。
最近の国際社会は某国の偉い奴が勝手にルールを決めています。我が国以外は従うフリをして殴りかかる準備をしているように見えます。
道路交通法と実際の運用は異なります。
あなたがやる、やらないは置いておいて、インサイドは反則合戦になりがちなので、それへの耐性を持つことは必要です。特にプロは。

隠れる
前提の話は終わり。
インサイドでは特に相手に打たれる確率の低い空間に隠れます。そこから攻めが始まると考えたほうが良い。
安全確認→攻撃
の流れ


みなさんもなんとなく、安全な場所は肌で感じられるはず。大げさではあるものの、素人でも安全そうな場所へ隠れることはできます。むしろ素人の方が上手いかも。
嫌がる動作を洗練させたのがディフェンス。
すなわち、「隠れるディフェンス」に要求されるのは素直に恐がって嫌がること。
嫌がる心を忘れちまったボクサーには、「うんこスティック」がおすすめします。
要求されるのは演技力。
スティックやグラブにうんこが付着していると思って嫌がる。
子供のような自然さで上手くなります。



距離を詰める
インサイドで戦うには近づく必要があります。
いくつもその方法はありますが、分かりやすい例を挙げます。
飛び込むタイソンと歩くチャベス。
好きな方か向いている方を選べば良いと思います。
タイソンは相手の射程外で「行くぞ行くぞ」とプレッシャーをかけて、相手が怯んだりパンチをミスしたら猿のようにジャンプして襲いかかります。
頭で考えてはいけません。演じてください。
パラダイスキングのイメージ。

避けた動作がそのまま飛び込んで殴るパワーポジションになっているのがタイソンの機能美。
チャベスは歩きながら近づき、距離を詰めたらひたすら小突き回します。タイソンとは異なる機能美。
歩きながらミット、歩きながらシャドー、歩きバッグ打ちするとコツが掴めるかも。



防御反射に従う
インサイドに限りませんが、ディフェンスは防御反射に従います。
頭で考えて体を動かさないこと。パンチから顔を背けてしまうならそれを生かす方法を考える。下を向いてしまう場合も同様。
その延長線上にカネロやGGG、クロフォードのディフェンスはあるはずです。
それを一面的な否定する人には近づかない。





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