ディフェンスにおける予測のやり方

メンタル技術運動理論選手分析
カネロとクロフォードの嫌がるディフェンス
嫌がるディフェンス

嫌がる⇒予測

嫌な気持ちは本能の予測。

運動中は言語により「前は〇〇したから次は✕✕」などと予測はしません。

また、「〇〇とはこう」「✕✕もはこう」などと具体的に動作を意識するのも論外。

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「考えるな、感じろ」
運動中は感覚で思考します。

なんとなく嫌な感情を避けていればディフェンスになります。

「ガードを上げる」などと何かを意識しながら運動をするのは不自然です。

相手を「凝視」していれば、相手がパンチしてきたら嫌でも腕は上がります。

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ディフェンスできないのは、「凝視」できていないから。

「凝視」できないのは闘争本能が寝ているから。

戦う意思のない人は戦えません。ボクサーにはなれません。

戦う意思も持たないのは奴隷です。
※奴隷=ベータ

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奴隷は戦いません。主人に従うだけ。

よって、奴隷には判断能力がありません。

すなわち、基礎基本という主人に従うような奴隷にはディフェンスはできません。

ディフェンスには自分自身の判断とそれを導いた思考を信じる強さが求められます。

「顔を背けたらダメ」「仰け反ったらダメ」「顎は引かなきゃダメ」
ホント?

誰かに押し付けられた念仏を唱える奴隷はボクサーではありません。

これが大前提です。

ホアン・グスマンの仰け反りディフェンス

「恐怖」に反応する

嫌がる≒恐がる≒反射≒予測

ディフェンスとは、素直「恐怖」に反応すること。

「嫌なもの」を「嫌だ」と認めること。
必死に。

意志は、何も知らない赤ちゃんが二足歩行で走り出すようなことを起こさせます。

戦う意思はディフェンスを徐々に洗練されていきます。

指導者やジム、会社、人間関係に感じるネガティブな違和感もあなたの本能の予測です。

それは「何かがおかしい。損失を被る確率が高い」と予測しています。

「辛いことから逃げたい」だけなのか、それとも「向上心の妨げになっているのか」も感じられます。

自分の弱さを認めずに自己正当化に走るとどうなるのかも本能は同時に予測しているはずです。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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