ナックルは人差し指のゲンコツ
尺骨と比較した場合の橈骨の太さとそのソケット構造の差から、尺骨ではなく橈骨が衝撃(≒体重)を受け止める構造であると仮定します。
この立場から手の骨格を見ると、ナックル≒中指と仮定した場合は上の仮定と矛盾します。
構造的に、中指をナックルとした場合は手首の撓屈が要求されるので衝撃を橈骨で受け止められません。
背理法により「橈骨は衝撃を受け止める構造ではない」か、「ナックルは中指ではない」が導けます。

背理法などの議論の枠組み
恒真式恒真式(こうしんしき、トートロジー、英: tautology、ギリシャ語のταυτο「同じ」に由来)とは論理学の用語で、「aならば aである (a → a) 」「aである、または、aでない (a ∨ ¬a)」のように、そこに含まれる命...

中指をナックルだとすると撓屈が求められる
試しに中指のゲンコツを床へ当てて体重を乗せてみてください。手首が撓屈方向へぐらついてしまうのを感じるはずです。
中指を当てようとしたら構造的に撓屈が要求され、この場合は薬指と小指(尺骨]に力が加わります。
今度は人差し指のゲンコツを床へ押し付けたらどうでしょう。中指と比較すると手首のグラつきが抑えられて安定するのではないでしょうか。橈骨のソケット構造の説明を感じられるはず。
以上は上の、中指をナックルとした場合の力(赤矢印)の経路から予想される現象と整合的ではないでしょうか。
従って、「撓骨は体重(衝撃)を受け止める構造である」は真だと結論します。
この場合は論理的に「中指のゲンコツはナックルではない」が導出されます(論理積)。
これは一流のハードパンチャーから観察される事実とも整合的です。
以上、弁論を終わります。
裁判長、判決をお願いします。

カタエフの右フック
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