定義から証明
1+-1=-0(加法逆元)
-1+-(-1)=0(加法逆元)
-(-1)=1(加法一意性)
加法逆元の逆元は元の元,-1・-1=-(-1)=1①
次は任意の実数におけるマイナス×マイナス。
∀a,b∈ℝ(-a・-b)(仮定)
-1・-1・a・b(①と交換法則)
1・a・b(②)
a・b(乗法単位元)
マイナス×マイナスはプラス。
感覚的な証明
前向きで前へ歩くと正(前向き)へ進む。これが正の数同士の乗法。
後ろを向いて後ろへ歩く(前へ進む)のが負の数同士の乗法。
単位元の一意性
0以外の任意の実数の元aをaへ送る0’があると仮定。すなわちa+0’=a①
0+0′(①)
0
0’+0(仮定)
0′(加法単位元)
0’+0=0+0’=0=0′(交換法則)
0=0′
従って単位元は一意。
ついでに0との乗法も復習
0a(仮定)
0a=a0(交換法則)
(0+0)a(加法単位元)
0a+0a(分配法則)
0a(仮定)
0a+0(加法単位元)
0a+0=0a+0a(推移法則)
0a=0(加法一意性)

認識の一般化
集合論やろうと思って入門書まで買ったのに。脱線に次ぐ脱線で全く意図しない方向へ走りだしてしまっています。 証明の正しさとは何かってことで数学の定義する正しいを見ていきました。演繹、三段論法と推論規則などなど。 納得したと思ったらまだモヤモヤ...

1×0=0と1×1=1の証明
自然数の乗法 定義 自然数の加法は再帰的に、以下のように定義できる。すべての自然数 a に対して、a + 0 = aすべての自然数 a, b に対して、a + suc(b) = suc(a + b)1 := suc(0) と定義するならば、

0⁰=1の証明
0の0乗 0⁰=1 であることは、一応は下の記事で証明しましたが、0=0^(0+1)へ変形する過程がないことにきがつきました。 実数 x の正整数 n 乗は、素朴には、n 個の x を掛け合わせたものである。厳密には、次のように再帰的に定め...

0×a=0
任意の実数xに0をかけると0になる証明。どこがでやったような気がするので重複した記事かも。 ただ、なんとなく頭の中で完結させただけな気もしますので、確認もかねて。 0・a⇔a・0(乗法交換律) 0・a(前提) (0+0)a(加法零元) 0・...

1との乗法
昨日の交換法則には推論規則を満たさない欠点があったので、そこを修正するために試行錯誤していきます。 今回はそこを修正すべく別の手段を考えてみます。 1と任意の自然数の乗法についての定理を導きます。 a×1=1×a=a が定義から導けるのか、...
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