集合の濃度

暇つぶしに見て

参考書。
https://amzn.to/4eL855w

集合の濃度

勝手に解釈すると

A〜B
は対応関係。一対一関係。
集合A,Bの濃度a,bの定義。
A〜B₁,B₁⊆B
という規則(関係)が当てはめられる何らかの対象A,Bは、「濃度」で説明できる。

上で定義した関係は
|A|≤|B|
と別の記号へ変換可能。

濃度の比較に対して、数のそれの方法を延長できないのは、すなわち1<2の比較の方法を濃度へ延長できないのは、「偶数」と「自然数」のような、要素を無限個持つ集合を比較する場合に、単純な一対一関係での説明ができないから。

偶数と自然数は動的な、すなわち、一つが現れると次が現れる、自己増殖の構造を持たされています。一対一対応関係が無限に増え続けるので、定義上は同じ濃度としか言えません。

しかしその一方で、偶数は定義上は自然数の真部分集合です。つまり、偶数⊂自然数。

偶数は自然数に完全に包含されながら、その大きさは自然数と全く同等です。仮にこれを現実として捉えるなら奇妙です。しかし、今考えているのは、言葉の世界です。そこではそうなる、と納得するしかありません。

偶数は自然数の”部分”集合として定義されながら、それの持つ性質故に濃度は自然数との相等関係にあります。

つまり、数の持つ定義の構造故に、1<2の大小関係の定義をそのまま延長すると、無限個の集合を扱う場合に不都合が起こります。

要素を無限個持つ集合の濃度を比較しようとすると、
|自然数|=|偶数|∧(|偶数|<|自然数|)
としか定義できない。
現実とは別の、言葉の世界の話をしている、と捉えないと混乱します。

「自然数と偶数は同じ大きさであり、同時に偶数は自然数より小さい」と言っているわけですから。

このように定義すると、必然的に無限個の要素を持つ集合の大きさにも差が生まれます。
自然数と実数では、後者の方が濃度は高い。
つまり
|ℕ=|ℤ|=|ℚ|<|ℝ|
定義上はこの大小関係が導けます。

自然数は「1の次は2、2の次は3」と1との単一の規則(関係)で説明されます。
しかし、実数は「1の次は2であり、1.1であり1.01であり1.001です。1.000…1」と無限通りの規則があります。濃度に差が現れるのはこんな理由かなと。

認識の一般化
集合論やろうと思って入門書まで買ったのに。脱線に次ぐ脱線で全く意図しない方向へ走りだしてしまっています。 証明の正しさとは何かってことで数学の定義する正しいを見ていきました。演繹、三段論法と推論規則などなど。 納得したと思ったらまだモヤモヤ...
同値関係について、また考える
既に同値についてはどんな関係なのかを色々考えてきましたが、除法や減法のように我流で定義してみようと思います。 と言っても一度きちんとした定義は学んでいるので、なぜそのような定義になったのか?に個人的な文脈を与えます。 同値関係 等しいの認識...
自然数の減法の規則を考える
自然数の減法の定義と解釈 数学的帰納法で遊ぼうと練習問題を探していると減法の定義を学ぶ必要が出てきました。 減法の定義 二つの数 a, b の加法と呼ばれる演算 + に対して、数 c がa + b = cという関係を満足するとき、演算子 −...
自然数の偶数が無限に在ることの証明の雰囲気
数学的帰納法の雰囲気を味わいますり 自然数の乗法すべての自然数 a に対して a × 0 = 0すべての自然数 a, b に対して a × suc(b) = (a × b) + a自然数の加法すべての自然数 a に対して a × 0 = 0...
1+2+3…n=の自然数の法則
名前があるのかは不明な、ある自然数の法則を証明します。 あるnまでの自然数を足した値1+2+3+…n=???を導く法則。 まずは簡単な法則の仮説を立てます。0+1から 0+1=1n=1の場合は以下の式が仮説として立ちます。 n(n+1)/2...
長濱陸Tシャツ

お求めはこちらから

お問い合わせはこちら

パーソナルトレーニングやグループトレーニング、セミナーや取材、YouTubeコラボなどのご依頼はこちらからよろしくお願いします。

トレーニングの依頼などはこちらから

Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

股関節おじさんをフォローする
股関節おじさんをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました