リカルド・ロペス分析その四

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ロペスは股関節が内旋でロックされています。

ロペスの股関節ロックパンチ
本編。
股関節ロックと競技力
GGGに限らず、下の動画で説明しているような脚の形は一流に見られます。それは構造的に床から強い反発を受けられるから。 パンチのスイングからヘッドムーブメントで起こる体重移動まで。汎ゆる動きは床で反発します。 柔らかいクッションの上でのそうす...

下図は股関節の内旋と外旋が強調された骨格を表現しています。前者は足が真っ直ぐ床へ伸び、後者は所謂「ガニ股」で赤ちゃんや老人に多い姿勢です。

 

ロペスは前者の骨格なので、アッパーカットやボディーを狙う場面で体を前傾させても頭は前へ突っ込み過ぎず、そうでない場合と比較して安全にパンチを打ちます(正面に立っても打たれない)。

加えて、下図のような内転筋の回転力はハムケツに張力を加えます。その張力はハムケツの腱の弾性を高め、さらに筋肉の伸張性の収縮を導き筋力を高める故に股関節の伸展能力を向上させます(SSC)。そして股関節の伸展能力はの加速度を高めます。

スポーツの上手さは反動動作の上手さ【SSC】
反動動作は合理的な動作です。「やる、やらない」ではありません。やるんです。一択です。 考えなければならないのは、どうやるのか、どう鍛えるのかだけ。 デコピン 反動動作が分かりやすいのがデコピン。 デコピンは抽象化するとこんな構造になっていま...

また、内旋内転で股関節が強くロックされることは脛骨で床を踏ませます。体は硬いピンポン玉のように床を弾みます。
一方で内転筋内転ロックが弱いことは腓骨に床を踏ませます。体はスライムのように床にへばりつきます。

アスリートの足首が細く棒切のように細いのは、股関節筋群が強く骨で立てる故に足首を支える不要な筋肉が発達しないから。逆に腓骨で床を踏む場合は、それはその為の骨では無い故に筋肉で補強する必要が生まれ、必然的に太くなります。

恐らくはこれが、アスリートの土踏まずが高いことや黒人が大股を開く所謂「うんこ座り」が苦手なことを導いていると考えています。

股関節ロック(≒内転筋腸腰筋中臀筋)はディフェンスとパンチ力を必然的に強化します。

土踏まずと骨盤前傾と足底筋膜 黒人の足首が固い理由も
骨盤前傾と土踏まずの関係性についてお話します。 以下の動画で簡単にお話ししました。骨盤前傾と土踏まずの高さに関する僕の解釈です。 黒人のアキレス腱が固いとか、土踏まずが高いことにもつながっています。 ちなみにこれは長濱説です。 長濱説 骨盤...
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この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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