議論の枠組みを疑う

よもやま話技術

常識や科学などの社会通年は無条件に当然の議論の枠組みとして受け入れられています。

ネットの辺境にある僕のブログへ読者の皆さんがたどり着いたのはきっと、現実を覆っているボクシングジムの様々なマトリックスに違和感を覚えたからではないかと思います。

もしも、議論の前提そのもののが間違えていたら。つまり、「腰を回す」や「反復練習」という前提が間違えていたなら、その枠組みの中でいくら努力したところでそれは徒労でしかありません。

議論の前提や枠組そのものが現実を上手く表せていないのであれば、その結論は現実で利益を生みません。それどころか現状を悪化させてしまう可能性すらあります。僕はむしろ後者の確率の方が高いのでは、と色んなボクサーへ教える課程で感じ始めています。

僕が思うに、ある枠組の中で上手くやることは日本人は得意です。この社会ではそれが歓迎されるからです。

ボクシングジムを想像すると分かりやすいと思います。ジムやトレーナー、会長のやり方に従っている間はそのボクサーは歓迎されます。しかし、一度そのやり方への疑問を覚えると嫌われ、最悪の場合はそのボクサーは追い出されてしまいます。

僕の周りの人たちの意見を聞いていると、それはボクシングジムに限った話ではなく日本中でそうなのだろうと予想されてしまいます。

ある枠組が利益を生む間はそれでも問題は起こりません。しかしもしも、信頼されている議論の枠組そのものが現実の環境へ適合していないのなら、いくらその枠組の中で議論をしても状況は好転しません。むしろ、悪化するはずです。

アッパーフックストレートという枠組は正しいでしょうか?ジャブは大切だという枠組は?ディフェンスが大切だってことは?反復練習は?

与えられた前提の全てを疑ってみるべきだと強く思います。全員がそうすることが、全員の為になります。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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