ディフェンスドリルと我慢強さの長短

トレーニング

ハンズディフェンスの練習です。
長岡と一緒に映っているのは鶴海高士(つるみこうじ)。

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ボクシングは複合体

性格は多元的に解釈できる

ディフェンスを難しくしている原因に「こうでなければならない」って執着が挙げられます。

例えば長岡は我慢して耐えようとする傾向にあります。ブロッキングへの執着です。
僕は長岡のディフェンスを見ていて「我慢せず仕切り直してほしい」と感じることが多いです。長岡は技術的にはやれることはたくさんあるんです。僕には我慢できない息苦しさを耐える長岡の我慢強さは、彼の強みである一方、足を引っ張っる弱みにもなっています。

我慢強いという性質を否定しているのではありません。当然良いこともあります。そもそも最低限の辛抱強さ(持久力)がなければ勝てませんからね。良し悪しではなくバランス、心の調和の話です。

我慢強さは長岡の成長に恩恵を授ける一方で、非合理な方法を貫こうとする悪癖として足を引っ張りもします。僕は長岡の我慢強さを最も評価する一方で、最もそこを警戒しているのです。

相手の攻撃に対して足を使って逃げ回ると確かに相手のプレッシャーに負けて下がったように見えるかもしれません。でも僕は一旦態勢を立て直してから仕切り直す方が合理的だと考えます。万全の態勢を整えてポイントを奪い返せばいい。

長岡の特徴を踏まえてディフェンスに少しゆとりを持たせるドリルを取り入れました。

鶴海も長岡と同様に一生懸命やろうとする癖があるので、楽に頑張らずに守る利点を戦術に組み込んでもらおうと取り組ませています。

後ろに歩きながら相手のパンチを肩甲骨でいなします。頑張ろうとすると前のめりになってくるのでそれに気をつけて。ハエでも払うような気持ちでパンチをはたき落とします。

あえて頑張らない練習。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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