前重心と後ろ重心の違いついて考える その2

技術
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以下の記事の続きで所謂後ろ重心について考えてみます。
前回も書いていますが、使いたくない程度にはこの表現嫌いなんですよね。
行ったり来たりするのが普通なので、後ろ重心とか前重心って括るのに違和感。
それに上手い選手は前傾しても重心は残ります。
下手な前傾はバランスが悪いだけ。

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前重心と後ろ重心の違い

代表的なのはカネロですかね。

と言ってもカネロは行ったり来たりするんですけど。

前後の振り子動作の戦術的な意味と、全体的なカネロシステムについては記事にしています。

カシメロ。

クロフォード

スティーブンソン。

このブログでは何度も解説していて、くどいと思うので、簡単に説明します。
後ろ重心は懐を深く作れて、ディフェンスとして機能します。
Kスタンスが巧く作れるタイプとやったことがある方は分かると思いますが、遠すぎて攻撃の動機を失います。クロフォードやスティーブンソンみたいなサウスポーは最悪ですね。遠すぎて吐き気します。

もう一つは右ケツのタメが強くなります。
カシメロやカネロがそのタイプです。
単純化するとそれだけ。

右を打つ瞬間に強く右ケツに乗り込んで力を溜めます。

どこかで見たことあるような姿勢ですよね。

投球の動きです。

後ろのケツに強く乗り込むタイプはワンツーが投擲動作になってます。

ジャブはほぼ触るだけ。
そうしないとオーソドックスの場合、右ケツの荷重が抜けて右を強くスイングできないからです。

ジャブを強く当てるGGGタイプは一旦右のタメを作り直します。
以下の動画が分かりやすいですが、タメを入れるのでジャブと右の間に間ができます。
原理上こうなってしまいます。

なのでマイキーのワンツーは特殊で、マイキーでしか見たことありません。
ジャブをしっかりスイングして崩れたバランスを一瞬で立て直して右を振り抜きます。

軸脚のブレーキが巧いのか、普通のワンツーとはメカニズムが違うのか、映像だけだと分かりにくくて。
他にこのワンツーは見たことないこと考えると、かなり難しい打ち方していると思います。
結論、マイキーは魔法が使える。彼にはその自覚はない。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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