ゲンコツパンチは二軸かつ前鋸筋が効きやすく、肩甲骨平面で拳を飛ばせます。肩甲骨で衝撃を支えられ、拳の硬い部分が当たるってことで貫通力が高く殺傷能力が高いのですが、反面軌道が大きくなりやすいので、もっと素早くできないかなあって改良を重ねています。少しづつ完成へ近づいてきました。
手首の角度
上の動画のような手首の角度を保って拳を投げられると拳の硬い所が当てられます、二軸なら肩甲骨も動いて動員されるので、重さと貫通力が高められます。試してみてください。サンドバッグに拳がめり込んで芯に衝撃が響くはずです。いわゆるロシアンスタイル。
できると難しいくはないんですが、ロシア式の打法は普通にボクシングやっていてなかなか発見できるようなパンチではないんですよね。発想が違います。
ボクシング技術体系の細道に迷い込んでしまったロシア人がいたんでしょうね。
普通は引き返して分岐点に戻ってやり直すところを意地で歩き続けた。
そうやって偶然にロシア式の先にあった技術体系の広大な空間を発見した。
正しいやり方さえ伝えれば感度の高い人なら10秒くらいで習得できると思います。ただ独力でこの発想までたどり着くのが難しい。
世界王者に限ってもロシア式の打法がほとんどいない理由だと思います。
発想が難しい且つ、実戦レベルに耐えられるほど洗練された技術に到達させるには並外れた根気が必要です。
ロシア式で硬い所だけゴツゴツと確実に当ててくるのは現役だとGGGと数人くらいしか思い浮かびません。
母数が多く規格化されたロシアシステムのふるいにかけられても引っかかるのはその程度。
ロシア式で回転力のある怪物。
打法のアドバンテージだけで勝ってきことを想像させる棒立ちハイガードの横着なディフェンス。
ハイガードではたき落として至近距離にすれば終わるからヘッドムーブの必要性に迫られない。
アッパーの拳が縦だったり二軸のロシア式っぽい動きしてます。
二軸でゲンコツしようとすると拳は縦になります。
カネロの拳の当て方が参考になります。
ロシア式ほどは強調されていませんがゲンコツです。
ベテルビエフも同様なのでこの形が速く硬い所を当てる理想形かもしれません。
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