二軸打法の射程 二軸打者のスイッチ

技術
技術運動理論

二軸打法ではパンチの軸は二つです。
右ストレートを例にすると、骨盤を回転させるのは軸脚となる左股関節、そして腕を回転させる肩関節です。

今回はその回転に起因した二軸打法のスコープについて。

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二軸と一軸のレンジ

一軸打法でのスコープはこうです。
正面の小さな点で的を狙います。

なので正面に立ちたがります。
ヘッドムーブをすると相手をスコープで捉えきれなくなるため、突っ立って戦うのを好みます。

二軸の射程はこんな感じ。
射程の外となる中を狙うこともできますが、基本的には強くパンチを打つことができる左図の赤の範囲がスコープとなり、ここに相手を入れたがります。

つまり、ヘッドムーブメントしたがるんです。
正面に突っ立つと相手がスコープに入らないからです。

下図は上からみた場合の違い。

二軸の射程

黒丸が骨盤で赤線が腕。

左側が一軸の射程です。
両腕が交差する「点」がスコープとなり、骨盤の回転によってスコープに標的を収めるため、射程が限定されます。

一方で二軸は骨盤の回転と肩関節を支点とした腕の回転を合成したスコープになるため、ほぼ全範囲にパンチが打てます。
二軸的な選手はこのスコープで合わせていくので、必要とあればスイッチします。
その特徴がよく表れているのがGGG、タイソン、デービス、ロマゴンですね。

分かりやすい例としてGGGを挙げます。
以下の動画の18:24辺りを見てください。

この肩の軸ラインで狙います。

このラインを真っすぐ拳が飛んでいき、拳が真っすぐ飛ぶように骨盤の回転角が調整されます。

肩関節ラインが形成するスコープに相手の頭部を入れます。

肩のラインで打てるように頭が外へ出ていきます。

右のボディーのタメ。

GGGの立ち位置を見てください。
相手から見て斜め右側。外に立っています。

詳しい解説は別の機会に譲りますが二軸打法は肩の軸の外側が最も強く打てるため、二軸打者は肩の外側に的を入れたがります。

頭が外へズレながら肩軸ラインの外側にある相手の腹をえぐる。

左フックのタメ。

左肩のラインの外で相手を狙います。

既述のように二軸打者は外側で相手を捉えたがります。
また体の正面ほぼ全て射程です。
外側へ逃げる相手を拳が追いかけます。

一軸の射程なら逃げられるポジションでも二軸なら余裕で射程になります。

左フックのタメ動作。

スイッチしたGGGの立ち位置は外。
理由は既述のように二軸打者は外側で相手を捉えたがり、またスコープへ入れるためのスイッチを好みます。

左肩関節の外側で相手を狙う。
必然的に頭は外側へ動いてきます。

足と頭が外側。

身体は観客側を向き、肩関節の外側で相手を捉えています。

外側で捉えることで拳の破壊力が増すからです。
その原理については別の機会に解説します。

ロマゴンも二軸的。
二軸的なアングルからのコンボが特徴的。

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