ボクシングの相性とスタンス”K”

技術
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マイキー負けましたね。

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相性が悪かった

相手のマーティンも上手かったんですが、負けもあってマイキーがこれまで勝ってきた相手と大きな違いがあるとは感じませんでした。
相性が悪かったですね。
手数が出るわけでも、ボディーが強烈なわけでもないヘッドハンター、マイキーにとってマーティンのようなディフェンシブなスタイルの相性は最悪。

マイキーの攻撃の要石であるジャブ、ワンツーが届きませんでした。
マーティンはサウスポースタンスなので、構えるだけで彼のリードハンドがマイキーのジャブの軌道を遮りジャブが届きにくくなります。
加えて奥脚に体重を乗せた”K”スタンス。頭部が遠い。

ジャブで動きを止めきれないから右のパンチが届かない。ワンツーが届かないからペースを奪えない、ペースを奪えないから焦って雑になるの悪循環へ陥りました。ゴロフキンのジャブをジェイコブスがサウスポースタンスで封じたような、カネロがプレッシャーをかけてゴロフキンのパワージャブを封じたような、攻撃の核を抑えられた印象を受けました。
ワンツー”スリー”からようやく届きそうな感じはありましたけどね。

相手が出てきたところを狙えるわけでも、ジャブ、ワンツーを当ててペースを奪えるわけでもない。
マーティンはプレッシャーと手数で崩れそうな感じはありましたが、それはマイキーのスタイルではない。
マーティンのスタンスがマイキーの戦略の要所を抑えてしまったような感じになってました。

Kスタンス

Kスタンス

「Kスタンス」と名付けました。
SNSだとこのネーミングは好評ですので。

この試合はどちらもKスタンスでした。
マーティンの方が奥脚に乗り込んだ、Kのシルエットが強調されていました。
もちろんだから勝てたとは言いません。
ボクシングの能力で言えばマイキーの方が上だと思います。

ただ、相性が悪かったとは思っています。

Kスタンスの作り方

Kスタンスを作った時の感覚は「休め」に近いです。
楽です。信号待ちとかで休めしますよね。両足で立つより大腿骨に骨盤をぶら下げるような形になるので楽なんですよ。

後ろ重心はバランス悪いとか言われますが、カネロを思い出してください。
小さな体で大男のパンチを受け止めてもビクともしません。
上半身の重みで骨格を押さえつけるのでむしろバランスはいいです。

こうやって立っているんです。

上半身の重みで下半身の骨格を押さえつけて、半分自立させるので、構造的に力が抜けて楽に立てます。

上半身の位置エネルギーを奥脚のハムケツに集中できるので、推進力が高まります。

両脚に分散させるより推進力を高めるなら効率がいい姿勢です。

みんなでKスタンスを広めようぜ。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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