SNS時代の格闘技

よもやま話
よもやま話

SNS時代は強さとか実績なんか無関係、ベルトは無価値です。
フォロワーの数が全てなんですよ。

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SNS時代突入

ついにボクシング伝説のチャンピオンとyoutuberが戦います。

この試合は体格の大きいyoutuberのポールに15kgの体重のアドバンテージがあります。

年齢が25歳と43歳。
僕より若い青年と引退して時間が経過したおじさんの試合です。

戦績は50戦無敗と2戦目の選手。

片や5階級制覇、片や0勝1敗。

メイウェザーは手を抜くにも抜けないいびつな構図です。

この試合も那須川選手陣営は夢を見られたのかもしれませんが、ボクシングファンや関係者はやる前から結果は見えていました。

僕はてっきりメイウェザーが3ラウンド逃げきって最終ベルの後に仲良くお互いに抱擁を交わし、試合後のインタビューでメイウェザーが那須川選手を褒めたたえて、那須川選手はメイウェザーに敬意を払って終わるのだと思っていました。

まさかメイウェザーが本気でボクシングデビュー戦で、かつ相当な体重差があろう小さな相手を倒しに行くとは誰も想像していなかったと思います。

最近はロイ・ジョーンズとマイク・タイソンが戦ったりしてます。
その試合のすべては見ていませんが、タイソンはかなりの仕上がりでしたね。
事故が起こりかねないくらいの。

国内外でエキシビションが流行しています。
レジェンドでプロ対アマ、新旧チャンピオン対決などが行われました。
日本のプロモーターが行う試合ではないのでヘッドギアをつけたスパーリング(外してましたけど)でしたが。

上のメイウェザーvsポールは体格、年齢、経験、実績、実力が本当にいびつです。
体格差に危機感を覚えたメイウェザーが本気で打ちこんで怪我をさせてしまうかもしれませんし、肉体的には衰えているメイウェザーを体格面で大きく勝るポールが痛烈に倒してしまい「ボクサーなんてこんなもんか」となるかもしれません。

那須川選手のエキシビションはどう見たって危険で、事故が起きてもおかしくないと僕は感じました。
というかあのエキシビションの先にあるそういった未来の映像が僕の頭にザッと流れてきたんですよね。

短期的にはエンタメとして盛り上がるかもしれませんし、低迷しているボクシングには劇薬が必要なのかもしれません。

でもイベントの後でボクシングを去るであろうポールとメイウェザーへの投資はボクシング界では資産化しづらく、長い目でみるとボクシングのオリンピック競技としての価値を貶めるような気がしてしまいます。

とは言え凋落していくボクシングを指を加えて見ているよりは百倍はましですし、結果オーライ。ボクシングが盛り上がるかもしれません。

きっと将来的にはフォロワー集めが最優先されるのが当たり前になって、試合はそのための手段。
ベルトを目指して血の滲むような努力をするっていう価値観が過去のものになるんだと思います。

娘「お父さん、世界チャンピオンてのを目指してたの?」

父「そうだよ、あの頃はベルトがかくかくしかじか…」


娘「ベルトは草」

つづく。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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