【技術再現性】打つたびにサンドバッグの衝撃が違う? ”絶対に”過小評価してはいけない危険な兆候

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さサンドバッグ打った時の衝撃が毎度違う。
距離、立ち位置、構え、力加減…などなど。
色んなものが常に変化しているからです。
当たり前として受け入れてしまいます。
僕がそうでした、毎回サンドバッグを打つ衝撃が違うことを過小評価していました。

「毎回サンドバッグを打った時に感じる衝撃が違う」、毎回「ドシン」と決まった衝撃が伝わってこないのなら、それはとても危険な状態です。

もし競技としてボクシングをやっているのなら、これは絶対に見逃してはいけない危険な兆候です。

日々の惰性によって繰り返し繰り返し行われる行為を過小評価しては行けません。

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技術の再現性

例えば、100M走で10秒を切れる選手がいたとします。
だけどそれは10回に1度だけ。
残りは11秒だったとすれば。
その選手は100M決勝へ進むことはできません。
その選手が100Mの練習で仮に世界記録を塗り替えていたとしてもです。

陸上という微妙な違いが大きな結果の違いを生むスポーツでは小さなミスですら許されません。
例えば『数cmの腕振りの違い』や『コンマ何秒の脚のスイングの遅れ』です。

どんな状況でもベストの時の腕の振り方から地面へ設置する足首の角度、交差する足のリズムまで完璧に再現しなければなりません。

技術の再現性がとても重要になります。
ボクシングにおいても同じです。
常に同じパンチを打てれば簡単に突き放せる相手であっても、50%の確率でパンチの連動をミスしていれば、当然打ち合いになるでしょう。
もっと深刻な事態も考えられます。

千載一遇のチャンスで外れのパンチを引いてしまったら?

バスケットボールのシュートやサッカーのスートの精度も同じです。
3回に一度、どれだけ狙った場所へ正確にボールを飛ばせても意味がありません。
チャンスはそう何度も来ないからです。
毎回同じ精度で狙った場所に飛ばせることが、再現性の高い技術を持っていることが、勝負強さです。

サンドバッグやミット打ち、スパーリングでパンチの衝撃が毎回違うのなら、それは試合でもそうなります。

今回はボクシングにおいて、僕が技術の再現性を高めるという観点から重要視していることをお話します。

再現性を高める

相手が動くスポーツなので相手との距離やパンチの角度が毎回変わってしまうのは仕方ありません。
ですが、比較的変化しにくい部分は常に意識すべきです。

まずは姿勢です。
意図せず姿勢が変わることは避けるべきです。

姿勢

自分がボクシングの時どんな姿勢なのか知らない場合は練習で強いパンチを打つ直前の腕の位置、スタンス、骨盤の角度などを意識して覚える必要があります。

例えばスタンスが動くたびにいつも変わってしまうのはよくありません。
スタンスは股関節と膝関節の角度です。
この角度が微妙に変わると、いつものように筋力が発揮できませんし、連動のリズムが微妙に変わってしまいます。

腕の位置もそうです。
普段より少し低いとか高いとかいつもとほんの数センチ違うだけで、これも連動のリズムの変化に繋がってしまいます。
視界に映るグローブの位置を完璧に覚えるべきです。


関節の連動のリズム

パンチにはリズムがあります。
このリズムに気がついていない人もいると思います。
僕はパンチの連動のリズムに気がつくまでに時間がかかりました。

股関節→足→地面反力→体幹→肩→肘→手首→拳。
具体的にはこの力の伝達のリズムです。

例えば腰を回す動作。
地面を蹴ってすぐの『タタン』なのか、やや時間を置いて『タッタン』なのか人それぞれ違ったリズムがあるはずです。

腕を伸ばすのもそうです。
地面を蹴って肘を伸展するまでのリズムがどうなっているのか。
『タタタン』なのか『タタッタン』なのか。

技術の再現性を高めるためにこのリズムを認識する必要があります。

もし知らないなら必ず知っておく必要があると僕は考えます。

筋力の発揮

力感ですね。
どれくらい力を入れたら感覚が一番筋力を発揮でるのか。
どんな風に力を加えていけば毎回同じようなパンチを打てるのか。

関節の角度も筋力に影響します。
自分の構えやパンチの待機姿勢(パワーポジション)時の関節の角度を細かく覚えます。
ベストな腕や膝、股関節、骨盤、脊椎の角度があるはずです。

筋は短縮速度によってその発揮筋力が違います。
自分のパンチの短縮速度はどれくらいなのかも意識します。
「短縮が速いのか?遅いのか?」も人それぞれです。

これは僕の場合リズムなので、身体の運動連鎖のリズムと似ているかもしれません。

SSC

SSCは再現性を高める上で非常に重要だと言われています。

何故ならSSCによる伸張反射は反射行動だからです。
意思が介在しません。
熱いやかんを触れた時は毎回、同じような筋力を発揮します。

僕はパンチの引きは意識しません。
脱力を意識します。
脱力してSSCを起こせば、パンチを出した後は元の位置に勝手に戻るからです。
逆に無駄な意識があるとこのSSC動作の利点を阻害すると僕は考えています。

僕は上記以外にも自分だけの感覚に固有名詞をつけています。
「これがミス」「これが弱い」と練習や試合に没頭しながら連動の確認ができます。

まとめ

サンドバッグの衝撃の違いは過小評価できない。

技術の再現性を高めるにはまずは姿勢、次に連動のリズムをきちんと認識して覚えること。
毎回姿勢やリズムがちぐはぐだと、力が上手く発揮できない。

再現性を高める方法は人それぞれ色んな方法があっていい。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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