技術 ドワイト・ムハンマドの大腰筋ジャブ 「奥足に乗り込む」を抽象するとこう。直感的に分かると思いますが、この場合に床反力は最大化されます。 これは前傾姿勢。この姿勢で前へ体を押そうとすると、床を引っ掻くような動作になります。体を前へ押せない物理的生理的な必然として、ビヨンビヨン跳... 2024.10.07 技術選手分析
技術 ジョン・コンテのジャブ 大腰筋ジャブの利点は 1.大腰筋が上半身を股関節へ押し付ける ※床反力が増大 2.相手から頭が遠くなる 3.ジャブの射程が左半身分伸びる の三点が主に思い浮かびます。 3は、肩甲骨平面を相手に向けもするのでスイングの速度と衝撃も大きくします... 2024.10.07 技術選手分析
技術 大腰筋ワンツー 大腰筋の収縮によるワンツー。 先天的に腸腰筋が強く骨盤の前傾と肩甲骨外転前傾が起こるのが一流。 頭がズレて相打ちを回避する位置取りをしながら肩甲骨平面内を拳が滑走し運動量が増大。さらに、胸椎の側屈回旋が肩を前へ突き出させてパンチの射程を増加... 2024.10.05 技術運動理論選手分析
よもやま話 規則性へ強い関心を向ける人種 数学の問題を解いたり、パズルを組み立てたり、詰将棋をすることは好きですか?または規則的な動きや形にばかり目が行くとか。話の雰囲気よりも論理的な接続関係に興味が向かうとか。 だとすれば、あなたはパターンシーカーかもしれません。上の書籍では、人... 2024.10.04 よもやま話
技術 マイキー・ガルシアの攻防一体左フック 上の動画を見てもらえれば分かりやすいと思います。ガルシアのようなカウンターには"脊椎の側屈"が要求されます。 なぜこれを強調しているのかと言えば、ほとんどのボクサーは股関節伸展で脊椎の側屈を代償しているからです。 すなわち、一見すると、ガル... 2024.10.04 技術選手分析
技術 リカルド・ロペス分析その七 ロペスのガード腕はスイングと同時にひねられます。 GGGとロイのガッツポーズは肩甲骨が外転しています。タイソンとロイは直立時に手の甲が前を向きます。 すなわち上腕が内旋しています。 この現象を起こしているのは前鋸筋小胸筋だと考えられます。四... 2024.10.02 技術運動理論選手分析
技術 リカルド・ロペス分析その六 リカルド・ロペスのディフェンス。 大腰筋や股関節ロックでパンチを説明してきました。 次はディフェンス。 これを導く実体はパンチと同じものだと考えます。 まずは1番目のアッパーカット。 股関節が折り曲げられ、体が畳まれています。 この形の利点... 2024.10.02 技術選手分析
技術 リカルド・ロペス分析その五 股関節ロックが前提となります。 ロペスは股関節を内旋でロックして動きます。 この場合のワンツーの連鎖反応は 1.股関節が強くロックされる 2.股関節の内旋を保ったままに外転が起こる 3.構造的に脛骨で接地する 4.3硬い骨格で床を踏んだ反力... 2024.10.01 技術運動理論選手分析
未分類 リカルド・ロペス分析その四 ロペスは股関節が内旋でロックされています。 下図は股関節の内旋と外旋が強調された骨格を表現しています。前者は足が真っ直ぐ床へ伸び、後者は所謂「ガニ股」で赤ちゃんや老人に多い姿勢です。 ロペスは前者の骨格なので、アッパーカットやボディーを狙う... 2024.10.01 未分類
運動理論 リカルド・ロペス分析その三 ロペスのパンチは僕の定義する、「肩関節と股関節で腕をスイングする二軸」になっています。 二軸を推奨する理由は 1.運動量の効率的な伝達 2.肩甲骨平面内での加速 3.大腰筋の収縮 4.ディフェンス ざっとこの4点が一度に実現できるからです。... 2024.10.01 運動理論選手分析
未分類 リカルド・ロペス分析 その二 引き続きロペス分析の続き。 大切なのは物事を認識可能な大きさに分解すること。 ロペスのパンチの特徴を抽象すると一つの規則性が浮かび上がります。 1.頭が横へ動く 2.二軸 3.脇腹の収縮 以上のロペスのパンチの特徴から抽出できる要素から推理... 2024.09.30 未分類
技術 リカルド・ロペス分析 最早みなさんには共有されつくしているというか、分かりきった話だと思いますが、リカルド・ロペスの分析やります。 まずは骨格。 見たらわかりますね。GGGと同じ骨格をしています。GGGはロペスよりも厚みがあり、ロペスはGGGより肩甲骨が前傾して... 2024.09.28 技術運動理論選手分析