技術

力を上手く使うには

今日は115kgのデッドリフトをやりました。バンタム級からミドル級まで色んな体格の選手でやりましたが、一番軽々上げていたのは松本圭祐()選手(以下圭祐)。未来モンスターで知られていますね。 当然なんですが、筋肉量は身長も体重も上の僕や一緒に...
トレーニング

昨日のスパーリングの反省 理論より実践

昨日もバレンタイン選手とスパーリングをしました。前回のスタンスの反省は修正できていたんですが、今回は別の修正が見つかりました。プロボクサーはトレーナーではないので、理論より実践です。 理論より実践 でも実践が何よりも難しい。知っていることは...
技術

同時並行処理 自然体の高速のボクシング

P4Pファイターは何故動きが速いか。その理由として最初にプラスを考えてしまいがちです。『人より優れた遺伝子を持っている』とかですね。でも実際には無駄が少ない場合が多いと僕は考えています。 熟練した選手ほどパンチにおける力のロスもディフェンス...
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選手分析

ジョシュ・ケリーを東洋太平洋王者が分析

イギリス人のジョシュ・ケリー選手を解説してほしいというリクエストがあったので簡単に分析してみました。僕と同じ階級の選手です。戦ってみたいです。 参考にしたのは以下の試合です。 スピード 第一印象としてはまず『スピードがあるなあ』でした。ハン...
トレーニング

パンチは脱力によるSSCで勝手に戻る 引こうと意識しちゃだめ

攻撃時の拳のトップスピードを上げるにはSSCによる動作がカギを握ります。今回はディフェンスにおけるSSCの側面で、攻撃の後のパンチの引きについてです。 結論から言うと脱力していればSSCによって振り出した腕は元に戻ります。SSCによるパンチ...
トレーニング

慎重派ボクサーのための戦い方 漠然とした指示は無視でOK

根拠なき自信家は初めの内は成長が速く、慎重派より強くなれます。リスクに無頓着で失敗を重ねながら自分の行動に対する結果の統計がとれるからです。 でもある時からリスクに無頓着だと勝てなくなります。勝ち続けるにはリスクを正しく評価できる頭脳と慎重...
技術

パンチを芯で受けない ディフェンスの原則

今回はディフェンスについてです。『あの選手はパンチを芯で受けない』ってよく言いいますけど、それがどうして効果的なのかってことはあまり言及されません。 あまりジムでは教えないけど大切なことについて、フロイド・メイウェザー選手やカネロ・アルバレ...
トレーニング

技術の再現性を高めるための感覚の言語化

感覚の言語化 僕は体性感覚のリズムや細部の身体の連動を必ず細かく言語化するようにしています。感覚は必ず狂うからです。試合ではその狂った感覚を瞬時に正しい位置に戻す必要があります。また、その感覚を言語化すれば、それを深めて強化することができま...
トレーニング

動員する関節を増やせばパフォーマンスは上がる 『SSC』と『運動連鎖』

ウサイン・ボルトの走り すみません...またボルト選手です。世界最速のボルト選手はあらゆる身体の使い方を教えてくれます。以下の記事では背骨のしなりに着目しました。今回は肩甲骨に注目してみます。 背骨のしなりについて 肩の動き この動画の途中...
運動理論

ムチのようなしなりを起こす 運動連鎖

思った以上に『ブレーキ効果』は反響が大きい。やっぱり皆さん気になりますよね。これは『パンチ力は才能』という誤解(先天的に有利な特性はあります)が広まっているからだと思います。 そういう人には『なら、具体的に何がパンチ力の才能なのか答えてみろ...
戦略

モノマネでは上へ行けない

完璧にロマチェンコ選手を真似出来たらロマチェンコになれるか。残念ながらなれません。 今回はモノマネで終わっていた僕の失敗の話と一緒に何故失敗したのかもお話します。以前成長の戦略について書いた記事に少し通ずるかもしれません。 モノマネは成長段...
技術

速いパンチを打つ方法 脇を絞める

今回は脇を絞めてパンチを打つことの重要性を『角運動量』『慣性モーメント』の側面から解説してみたいと思います。 前提となる知識を先に解説します。 慣性モーメント 『慣性モーメント』とは物体の回転のしにくさ、回転の止めにくさのことです。『慣性』...