モノマネでは上へ行けない

戦略

完璧にロマチェンコ選手を真似出来たらロマチェンコになれるか。
残念ながらなれません。

今回はモノマネで終わっていた僕の失敗の話と一緒に何故失敗したのかもお話します。
以前成長の戦略について書いた記事に少し通ずるかもしれません。

モノマネは成長段階で必要です。
しかし、ある段階からモノマネではなくオリジナルを目指さなければならないんです。

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強みがそもそも違う

僕は色んな選手に憧れてきました。
そして真似をして色んな事ができるようになったんです。
ゲナンディ・ゴロフキン選手やセルゲイ・コバレフ選手のジャブを真似して強くて読めないジャブの打ち方を知ることができました。
ロマステップも真似しました。

だけど、自分のオリジナルは何かを考えることはなく、ただ憧れに駆られてひたすらに真似を繰り返しました。

そんなある日自分のスタイルがないことに気がついたんです。
自分の得意なパンチ、もっと言うと得意なパターンを持っていなかったんです。
※今はそれに気がついて自分の戦略を見つめ直しています。

僕はある時、得意な形を持つことの戦略的な重要性にも辿り着きました。

同時に自分に分かりやすい強みがないことにも気がつきました。
そして、『モノマネはもう辞めよう』と決断したんです。

それまで自分の好きな選手をひたすらyoutubeで見て、その動きを真似ていましたが、もうやめました。
今は自分のベースとなる理念に従い、自分の強みを生かす方向で考えています。

そもそも人それぞれ強みが違うんです。
性格も一人一人全く違います。

だからこそ、自分の強みに合わせた戦略が必要なんです。
これまでの僕は『これがやりたい、これもやりたい』と手あたり次第、節操なくスキルを集めていました。
それはとても重要なことではありました。
その経験があったからこそ、重要なことに沢山気がつくことができたんです。
だけど、今はもうその段階は過ぎたと考えています。

今はその経験を活かして、『何が足りない?』『どうやれば強みを強化できる?』と考えるようになりました。
『やりたいからやる』ではなく『必要だからやる』に変わって来たんです。

自己分析ができない。
モノマネの問題点はこれです。

自己分析ができない

『自分に何が必要なのか』はモノマネでは分かりません。
ボクシングに必要なのはプラスだけじゃありません。

『自分に何が要らないのか』
マイナスも必要になります。

色んな事ができるのは良いことです。
だけど色んなことをするのとは全然違うんです。
特に瞬時に状況判断が必要となる試合ではそうです。

色んなことをやろうとすると失敗します。
不要なことはしない。
リスクを必要最低限にまで抑えるのは勝負の鉄則です。

『必要なもの』と『必要のないもの』は相手に合わせて、また自分の戦略に合わせて徹底的に分類しなければなりません。

モノマネボクサーの限界はここだと思います。
自己分析ができず戦略に一貫性が持たせられない。

僕は『守破離』で言えば『離』へ向かう段階だと思っています。

そのためには今まで以上に高いレベルでボクシングを理解する必要があります。

まとめ

モノマネでは自己分析ができない。
人にはそれぞれ違いがある。
モノマネでは限界がくる。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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