とりとめのない話

肩甲骨ロックと投擲パンチ
パラエストラ天満長濱クラス。 投擲パンチ この日は肩甲骨ロックと投擲パンチを感じてもらう日。 ワイルダーのワンツーはパンチが加速する"前に"既に上腕の内旋が起こっているのが分かります。 投擲パンチの記事で何度も説明しているのでここでは割愛し...

実効力>形と戦いのマインド
「正しさ」という檻 僕のブログの読者には常に自分に問うてほしいことがあります。特にプロであるなら。 「何故、ボクシングをやるのか」 安全かつ楽な生き方は他にいくらでもあります。毎年事故で死人が出ます。 なのに何故、あなたはボクシングをやるの...

戦略の偶有性
パーソナルトレーニングの指導の一部を引用し、戦略や技術の偶有性について解説します。 偶有性 「実戦で手数が出せない」。 この場合の解決策はあなたならどうしますか? 実戦において「手数を出そう」は「心理的な緊張」を含意(偶有)します。また、往...

ロシアンフックの打ち方
所謂「ロシアンフック」の構造を考えます。 ロシアンフック ロシアンフックの条件。 前提条件 1.背屈ロック 2.ゲンコツ 3.肩甲骨ロック 4.大腰筋パンチ 1はテノデーシスアクションを導き手首から肘をロックします。 テノデーシスアクション...

もしかしたら本当にできちゃうかもしれないよ
我が道を行け 長濱拳法の目的は、ボクサーを「正しい生き方」へではなく、「我が生き方」へ導くこと。 ボクサーに要求するのは意地を貫き戦って死ぬこと。 モハメド・アリのように、例え相手が世界最強の権力であろうとも、「俺はベトコンに恨みはねーんだ...

何があなたを妨げているか
偶有性 僕は、指導ではボクサーの認知の歪みを取り除くことに主眼を置いています。それがヒトの持つ、本来の動物としての知性と体力の解放を妨げていると感じているから。 ボクサーに「確かにそんな視点もありたな。」 と感じさせること。 それはボクサー...

大規模言語「私は誰だ。ここは何処だ。」
ヒト「大規模言語って人みたいだな...。」 ヒト「はて、私が大規模言語ではない保証はどこだ?画面の外から誰かに見られているのではないか?記憶が存在の証明?その記憶が作られた可能性は?」 ヒトor大規模言語「私を『私である』と証明してくれるも...

手売りを変える その二
チケットの手売りをどうにかしようぜ問題。 団結する 団結権はチケットの手売りに限らず、あらゆる困難を解決する手段として日本国憲法で保障されている日本人の権利です。 団結権は、日本国憲法第28条で保障されている労働者の基本的な権利です。労働者...

チケットの手売りとか大変だよね
チケット手売りからこのブログへの流入が多いので、それで困っているボクサーが多いのだと思います。 ビジネスモデルに文句を言う まずは手売りシステムへの悪口。 僕は手売りが死ぬほど嫌だった。なので、そんなボクサーを励まします。 僕が人間関係を作...

ディフェンスの実体を考える
知覚する ヒトの反応速度と僕の経験と観察から帰納される法則性から演繹的に考えるなら、パンチは「避ける」ではなく、危険な確率が高い空間から「隠れる」が正しいだろう、と下の記事で主張しました。 以上が妥当な推理だと仮定した場合、不安や恐怖は我慢...

「群」って何がしたいねん
公理主義実数論 集合 G とその上の二項演算 μ: G × G → G の組 (G, μ) が群であるとは、以下の3つの条件を満たすことをいう: (結合法則)任意の G の元 g, h, k に対して、μ(g, μ(h, k)) = μ(μ...

来るもの拒まず、去る者追わず
寓話や神話は社会的真理 神話やことわざなどの伝承の類は、社会的な法則性を伝えてくれているのだと最近は感じます。 ウサギとカメ、アリとキリギリスは、神から忍耐力を与えられた人種が他を圧倒するポテンシャルを持つこと、そして、その人種には社会を牽...