選手分析

技術

固定観念にとらわれるとパッキャオにはなれない

僕は初めてパッキャオを見たときは「めちゃくちゃな打法」そう思いました。バランスはめちゃくちゃ、大振りだし常にオフガード。 ボクシングや武道でタブーとされていることを全て侵しています。 でも今になればわかってきました。パッキャオの動きの中にボ...
選手分析

ワイルダー骨盤前傾しすぎ

ケツでかすぎ。肩甲骨辺りの盛り上がり方といいすさまじい骨格してます。以前より体の厚み増したように見えます。 このサイズでワイルダー並みに動くためにはこれくらいの骨格が必要ってことだと思いますが、日本には多分いないだろうな。 ジョシュアの前傾...
選手分析

クロフォード、勝負の嗅覚とサウスポーの姿勢

ポーター選手との試合が決まったみたいですよ。ウェルター級で試合することが多かったので彼らのことはよく知っています。どちらもチャンピオンに相応しい能力を持っています。 クロフォード 両選手の凄いと思った所を挙げていきます。 まずはクロフォード...
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メンタル

デービスの表情とジェスチャーと本能のディフェンス

大分へ2人の選手を送り込みましたが、平仲の連敗を止められず。話を聞いた限りだとやっぱり原因はメンタル、勝負勘なのかなあと。最近は相手のちょっとした不安や弱気を見抜くというか、ここが勝負所と見抜く感性を磨かなければならないと僕は感じているんで...
運動理論

GGG打法の原理の変化

GGG研究家の僕としてGGG研究の成果の一部を発表します。他人に教えることで現役時代には分からなかったことに気が付けるようになりました。その一つが打法のメカニズムです。 きっかけはこの記事。ビヨーンと大きな体重移動で前に引っ張って投げる投手...
技術

フランシスコ・ロドリゲスの右 右から組み立てろ!

昨日の試合の振り返りを行います。特に今回はロドリゲス選手の序盤、そして右のストレートを取り上げます。 右から組み立てる いきなりの右(ツー) 間髪入れずに左(ワン) 別の場面。 ツー スリー また別の場面。 ツー ワン 序盤だけで何度もこの...
選手分析

ヨルデニス・ウガスの前傾姿勢とディフェンスとカウンター

パッキャオに番狂わせをしたウガス選手のディフェンスとカウンターについてお話ししようと思います。結論から言うと、前傾姿勢を基本とし股関節の可動性を生かしたタイトな守り、打ち合いながらの空間作りとカウンター。身体の使い方で言えば井岡チャンプに似...
選手分析

エロール・スペンスの骨格

ベンチプレスのブリッジ この動画のワンシーンです。このタイプの骨格してるのって黒人選手特有な気がします。メイウェザー、スペンス、ブローナー。意識的に胸張ってんじゃないかってほど。 分かりますかね。胸が前に突き出しているというか、肩が後ろに下...
選手分析

ビンタのようなパンチ スブリエル・マティアス

YouTubeのおすすめ欄に出てきた選手です。17勝17KO1敗の倒し屋。 加速パンチ この選手のパンチは僕が解説している手で打つ、ハエ叩き、スナップを効かせる、加速させる、腕を鞭にするといった動作原理に近い選手です。 ベテルビエフの記事で...
選手分析

天才の動きってこれ。ファンが見たいのは自由な発想。 ジャロン・エニス

選手を指導するに当たって世界のレベルを知るために徹底的に勉強しているんですが、その中でも特に優れた才能、技術を持っている選手を時々紹介しようと思います。 Salita Promotionsという海外のプロモーターが無料で公開しているチャンネ...
よもやま話

GGG並みの骨盤前傾 バージル・オルティス

普段選手の紹介なんてしませんが、とても気になった選手がいるのでご紹介します。 タイトルにもありますがバージル・オルティスJr (vergil ortiz jr)。boxrecに戦績など詳しい情報があります。 競技人口が多く最も競争が激しいウ...
戦略

ドネアの戦略は一つの完成形

プレッシャーをかけて、相手がたまらず出てきたところをカウンター。合理的でした。 現役だとカネロ・アルバレス選手、ワシル・ロマチェンコ選手がこの戦略を取っていると思います。 アルバレス選手はプレッシャーをかけながらフェイントで相手を下がらせて...