選手分析

技術

ハイガードのやり方

ハイガード ノーマンのガードは正面から見ると「Ⅱ」になっているのが分かると思います。 また、腕が胸郭の正面へ押し出されて肘が上がっています。つまり、腕が体の側面にベタッと張り付いているのではなく、胸郭の前に浮かされています。 構造的に、下の...
技術

骨盤の斜め回転

上の動画で説明している斜め回転について。 斜め回転 下の画像を見てください。何がすごいのか分かりますか? カネロは骨盤を持ち上げていません。 相手のスミスは190cm近い長身です、カネロが173cmなので、20cmの身長差。 あなたの身長に...
トレーニング

カウンターの考え方

カウンターが上手くなる為には、カウンターが"起こる"論理的な構造を考察し、それを処理可能な手続きにまで落とし込む必要があります。 カウンターの構造が分かれば、そこから逆算し「それを習得するにはのどのような練習をすべきか?」と自然かつ詳細に連...
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技術

地面スレスレを滑るように踏み込む

踏み込みは滑るように メイウェザーとバレロが床スレスレを滑るように踏み込むのが分かると思います。 「滑るように」が達成すること 1.股関節優位 2.必要以上の膝関節の干渉の抑制 下の動画で説明しているうに、 骨盤前傾⇒脚が伸びる⇒膝関節非活...
戦略

カネロやメイウェザーの振り子歩き

彼らが同じような技術を共有している理由を考えた場合は、やはり 1.股関節が強い 2.防衛本能に素直に従っている(隠れる) が考えられます。 人体とボクシング、という制約下においては、振り子歩きはボクサーの取り得る最適解の一つなのでしょう。 ...
技術

膝が曲がるその七

股関節ロック 腸腰筋が強い⇒骨盤前傾⇒股関節ロック⇒斜め推進⇒二軸打法 の連鎖反応が起こると考えられます。おれを真だと仮定した場合は、推移関係より 腸腰筋が強い⇒二軸打法 が成り立ちます。 「腸腰筋が強い」ことは「合理的な打法」を包含してい...
技術

ワンツーの打ち方

股関節を開いて推進 GGGが分かりやすいですが、股関節の開閉で体を推進すると、体の上下動が少ない滑るような動きになります。 ピョンピョンは上へ弾むようなイメージですが、踏み込みはむしろバレロのように沈み込むような動作です、 ヒト(動物)が、...
技術

テレンス・クロフォードのアッパーカット

拳向き 上のクロフォードや下のタイソンを見てもらえれば分かる通り、アッバーを打つ時の初動は親指が上です。包丁を持つ時のように拳は構えます。 掌を上にしているように見えますが、あくまでも胸椎の側屈がそう見せているだけです。胸椎を側屈させて上へ...
技術

クロフォードのチェックフック

破壊力があり、かつ動きながら打てる。 まさに攻防一体。チェックフックはクロフォードの強力な武器です。 今回の記事も結論はいつもと同じです。 「強い腸腰筋の表出がこのフックである」。 大腰筋が強い程、つまり、胸椎の側屈が強調される程、のけ反り...
トレーニング

パンチの打ち分け

側頭部フック ロングレンジからフックで側頭部を狙おうとすると、必然的にそこを擦るような軌道になります。 この場合の動作はストレートやジャブと類似するので、必然的にそれらと同様の予備動作が起こります。 すなわち、相手のフックとストレートの区別...
試合予想

クロフォードの立ち方

クロフォードのような姿勢は一流は当たり前ですが、日本人ボクサーでこれができるのは少数派です。 老人のように体が曲がっています。 赤ちゃんのようとも言える。 このブログや僕のYouTubeへ辿り着いたきっかけが、一流と普通のボクサーの立ち方の...
技術

エドウィン・バレロの右フック

偶有性 強いサウスポーはバレロと同様のフックを打つ傾向があります。 それはオーソドックスと戦う場合に有効な打法で、故に強い淘汰圧が加えられて収斂するのだと考えられます。 収斂とは、哺乳類のコウモリと鳥類のハト、昆虫の蝶が、あるいは魚類のサメ...