暇つぶしに見て

暇つぶしに見て

素人が数学に挑戦 ベクトル空間の一般化 その2

数学って深すぎますね。実数の性質について学んでいたはずが、気が付けばベクトル空間って底なし沼に足をとられています。 僕は搔い摘んで学んでいるのである程度の速度を保って前進できていますが、本当に理解しようとすれば途方もない時間と労力が必要なの...
よもやま話

負の質量って発見されてんのかよ

また、数学の論理を突き詰めていくと虚数って不思議な数とか無限って想像を絶する概念が必要になったりもします。ベクトル空間のように数学の概念が現実をうまく記述できるのなら、マイナス時間とかマイナス長みたいな人間の感覚を超えたマイナスの量の存在も...
暇つぶしに見て

素人が数学に挑戦 ベクトル空間の一般化

まだ続くベクトル空間の話。今回はベクトル空間の定義を一般化して適用できる範囲を拡張していきます。 ベクトル空間の公理が満たされれば、例えそれがどんな風に見えてたとしても、それはベクトル空間です。 ベクトル空間の一般化 まずベクトル空間の公理...
スポンサーリンク
暇つぶしに見て

素人が数学に挑戦 …写像?

ベクトル空間の理解のために写像って概念が必要なのでざっと学習します。写像は集合論に出てくる概念で、集合と集合の対応関係を表しています。 写像 定義 とりあえずいつも通りWikipediaの定義を読んでみます。 写像集合Aの各元に対してそれぞ...
暇つぶしに見て

素人が数学に挑戦 ベクトル空間の性質

ベクトル空間を定義する加法とスカラー乗法が成立すれば、その世界は例えどんな風に見えたとしてもベクトル空間だと言えます。そしてもし、その世界がベクトル空間なら、ベクトル空間の公理から導き出せる性質(定理)が適用できます。 ベクトル空間の性質 ...
暇つぶしに見て

素人が数学に挑戦 ベクトル空間

$\mathbb R^n$がベクトル空間であるという事実からベクトル空間での和算と乗算を見ていきましたが、その続きをやっていきます。 高校の数学ではベクトルは矢印でしたが、学問の数学におけるベクトルは高校でやったベクトルを含めてさらにその意...
暇つぶしに見て

素人が数学に挑戦 n次元実数空間での演算

コーシー列に続く実数の性質「点列」って概念を調べていてWikipediaを回遊していたんですけど、そこで泥沼にはまりました。「点列」の舞台となるのが広大な概念的空間を扱う実数空間って呼ばれるやつなんですが、それは実数の性質を多次元に拡張して...
暇つぶしに見て

素人が数学に挑戦 コーシー列

前回は「ボルツァーノワイエルシュトラスの定理」ってかっこいい定理を学びましたが、今回は「コーシー列」。ガノンドロフ、ビーフストロガノフ並みに強そうな名前です。 コーシー列 コーシー列のイメージ コーシー列は極限をとると点と点の幅が小さくなっ...
暇つぶしに見て

素人が数列に挑戦 ボルツァーノ=ワイエルシュトラスの定理

実数の性質→単調増加数列の性質→区間縮小法の流れで「ボルツァーノ=ワイエルシュトラスの定理」という二人の偉人が証明した定理を見ていきます。 ボルツァーノ=ワイエルシュトラスの定理有界な実数集合内にある数列は収束部分列を持つ。$\forall...
暇つぶしに見て

素人が数学に挑戦 区間縮小法

区間縮小法とはある区間をどんどん狭めていくと、ある一点に収束するよねって主張です。直観的には当たり前だろって主張なんですけどね。自明のことですら厳密に証明していくのが数学ですからね。この証明には単調増加数列の性質を利用します。 区間縮小法 ...
暇つぶしに見て

素人が数学に挑戦 単調増加数列の収束性

微積分学の本を読み進めていたらテイラー展開ってやつが結構出てくるんですよ。深掘りするのは億劫なんで直感でなんとなく進めていたんですけど、遂に頭がこんがらがってきてしまったので深掘りしてやってみようと決意しました。 テイラー展開の証明って簡単...
暇つぶしに見て

素人が数学に挑戦 金利計算中に現れた不思議な定数、ネイピア数

e= 2.71828 18284 59045 23536 02874 71352 …ネイピア数はこんな定数です。円周率と同じく無理数。 ネイピア数はヤコブ・ベルヌーイが複利計算をしている最中に発見しました。銀行に金を預けると預けた額に数%付...