才能とか努力の話。

ポテンシャル≒確率の偏り
フラクタル構造
ポテンシャルは確率の勾配(偏り)。
例)
腸腰筋が股関節ロックと肩甲骨ロックを導く確率を高め、それが二軸打法や肩甲骨平面、背屈ロックを発見する確率を高める。
例1)
最初のパターン認知が次のパターン認知の発生確率を高める。
「強いヤツの骨格と弱い奴の骨格違わね?」→「腸腰筋の発見」→「構造的エネルギーの発見」→「姿勢≒ポテンシャルの発見」→「ポテンシャル勾配≒技術の発見」
最初の因果関係の発見が次の因果関係の発見確率を高める自己組織化。
単純化すると、最初の法則の認知を規程するのは遺伝子。
興味あるなら「自己増殖」「自己強化」タグで検索してね。腸腰筋が個々のボクシング技術にどう論理的に接続されるのかの説明はしてある。
自己強化や自己増殖は、現象が過去の自分自身を参照することで、自らの全体像を組織していく再帰的な連鎖反応のこと。
自分自身を参照して自分自身を構成していく再帰的なフラクタル構造は、黄金比など、色んな場所で見られる。
宇宙が、それを引き裂こうとする空間に抗って形を保てる理由を考えれば当たり前なのかもしれないけど。
この宇宙では、自己組織化する構造以外は空間に引き裂かれて形を保てなくなる。
物理的にはエントロピー増大則とか聞いたことがある言葉に言い換えられると思う。

同じ形の繰り返し

ニューロン(左)宇宙(右)ミクロとマクロの相似形
スポーツを含めて、ポテンシャルってなんだろうねと。
エントロピーを増大させようとせる空間の力学に抵抗できる構造には一定の形がある。
エントロピー増大則に逆らえる構造を抽出して大量に集めて比較したら、宇宙の構造を掴む手がかりがあるんだろうなと。
ボクシングの自己組織化
前述のように、ボクシングシステムの自己組織化の論理的な説明はこのブログを探してください。
自己組織化はつまり、ポテンシャル勾配(※)。
※これは僕の造語。僕の認知空間の中にある感覚的な何かを言語化したもの。数学の「ベクトル」に似てる。
腸腰筋とスポーツ技術の考察で、ポテンシャル≒確率の勾配(≒偏り)って結論したんだけど。
要するに、ヒトは個々に与えられた遺伝的な勾配を、環境からの入力を受けてその力を増幅しながら、あるいは向きを変えながら、高速で転がり落ちているってこと。
あなたの趣味などは、初期値のベクトルが環境により増幅ないし変形されたベクトル。僕は自分で人生を選んできたと思っているが、真実は環境と遺伝子に選ばされた。

飛び抜けて背が高い、足が速い、という遺伝子は、それを保有する個体の周囲の確率の偏りを生み出していている。
解釈の視点を変えれば、遺伝子は空間をねじ曲げて、ある方向への物理的な勾配を作り出していると言える。
例えば上記の遺伝子は米国のあるバスケットコートへの物理的な急勾配を作り出していると言える。
ボクシングも同様に、太い腸腰筋を起点に、ある技術的な勾配(※)が生み出されていると解釈できる。
ボクサーは無自覚にその勾配を転げ落ちている。
ただし、これは決定論ではない。ボクサーは物理的に環境との摩擦を起こす。テールリスクのような出来事は、ボクサーの勾配の向きを大きくねじ曲げてしまう。時に天才をホームレスへ、凡人をチャンピオンへ。
行列操作
y:出力=結果ベクトル
x:入力=原因ベクトル
A:ポテンシャル行列≒勾配
$\boldsymbol{y}=A\boldsymbol{x}$
行列は入力されたベクトルを変形する。
形状が異なる行列A,Bは、同じベクトルを入力しても出力されるベクトルには差が生まれる。
僕が長岡に無自覚にやってたのはこの演算。指示とその出力の対応関係から、彼の技術行列の構造を推測。トレーニングや言葉でその行列を変形させる。
身体動作の点で言えば、僕は、入出力ベクトルの対応関係から、ボクサーが内包している行列を予測する精度は低くはないと自負しています。
認知の歪ませるニューロン構造(行列)を持つ人は何を入力されても「攻撃された」「損をした」などの出力ベクトルを生成する。
ボクサーA,Bに同じ練習(入力ベクトル)を入力しても獲得形質(出力ベクトル)には差が出る。
前鋸筋と小胸筋が弱いボクサーと強いボクサー。
同じように懸垂をさせても差が出る。
例えば、僕の懸垂を見て「おじいちゃんみたい」とコメントしてきたバカ。
懸垂で背筋を鍛えてパンチ力を高められると勘違いしているバカ。
この認知勾配がポテンシャルであり才能。
つまり、才能とは自由さのことではなく不自由さのこと。
才能のない奴は「予測への依存心を自覚」し「ボラティリティ(変化)を受容」し「努力の累積」させるべし。
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