
マイキー・ガルシアのワンツーのやり方

カネロのパーリング

ロナルド・ライトのパーリング
掌で受けない
手の母指球から小指球の辺り、あるいは掌底で跳ね返してるのが分かりますか。
掌底の硬い所から上腕を当てて軌道を変えています。
「払う」よりはむしろ「当てる≒止める」。
パンチの衝撃による伸張反射などにより、結果的に払っているように見えてしまいますが、「滑っている」と言うのが正確だと考えられます。
彼らのようにすることの最も分かりやすい利点は隙が小さいこと。ミスを減らせます。マイキーがボディージャブを肘で弾いているのが分かりやすいでしょう。
この形は顔面から腹までをカバーできます。
払うようにやると顔面がガラ空きになり、相手のフェイントやコンビネーションに対して脆弱になります。
相手からすると低コスト低リスクで隙を創れますから、技術的には致命的な急所になる可能性があります。
「あ、顔面が空いてる」
と素人でも分かる。
骨格の構造と僕の経験から、前鋸筋小胸筋による肩甲骨ロックができない場合は、そもそも「止める」ことができないので、「止める」と「払う」の差が理解できないと考えれます。
動画であえて「払うではない」と強調しているのは、フィジカルが弱いボクサーは、そもそも払うことしかできない故に、「止める」の意味が理解できないと考えたからです。
既述のように、「払う」は相手のフェイントに対してボクサーを脆弱にします。
前鋸筋小胸筋腸腰筋が弱い場合はカネロやマイキーの技術(≒止める)が理解できないし、獲得ができないと考えられます。
すなわち、主観的には、「止めているつもり」でも、傍から見ると「払っている」可能性があるということです。
当たり前にできる人なら「こいつは何を言ってるんだ?」という程度の話でもあると思います。
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