バカの法則その四

よもやま話

まずは今回のバカの説明に用いる認識の規則。

「なろう」と「あろう」の言葉(≒認識)の現実への作用を説明します。

例として「強くなろう」と「強くあろう」。これらは完全に異なる現実への作用を持ちます。

「強くなろう」は、不確実な未来が焦点であり、それは願望や希望を暗黙的に包含します。これを言う人は恐らく、自分では何もしません。誰かがそうしてくれることに期待します。

「俺が何とかしてやる」の集積がチームワーク
最近、進撃の巨人をアニメで見終わりました。思想強め。攻殻機動隊とかニーチェのマッチョ思想が好きな方にはお勧めです。流行物は大嫌いな僕でもハマりました。かっこよさのモデルが沢山いるので子供の頃なら相当な影響を受けただろうと思います。 下の場面...

「強くあろう」は、今が焦点になります。「今やるべきこと」が、すなわち自分の行動のみが焦点となり、願望を遠ざけます。

強敵とのスパーリングを想像してください。
「強くなれる」のかどうかは相手と自分の力量が決める結果です。つまり、ただの「そうあってほしい」という願望の域を出ません。

「強くあろう」は、未来の予測不可能な結果と今を切り離します。無価値な願望を遠ざけて、スパーリングの最中の「何をすべきか?」に意識が向かいます。

幸せになろう。金持ちになろう。
空想へ意識を向ける現実逃避でしかありません。今やるべきことに集中できない人が、結果を引き寄せられる理由はないのす。

バカはこの思考法則に従います。
常に願望止まり。
「強くなろう(誰かにそうしてほしい)」
自分自身の依存心を認知せず、常に誰かに期待し責任転嫁しています。

給与が上がらないのは政府(会社)が悪い、成績が上がらないのは上司が悪い、ジムが〜、親が〜、夫(妻)が〜…などなど。
バカは「誰かに自分の現状を改善してほしい」という、無自覚の幼児性に支配されていると推理できます。

「〜なろう」「〜しよう」は未来の願望であり、暗黙的に幼児性(他人任せ)を包含する言葉です。
大人の決意は今を焦点とする「今、〜する」です。

バカにならない為には「今、できる限りにおいて賢くあろう」が求められると考えられます。

「強くなろう」ではなく「強くあろう」
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Die Hard – ダイ・ハード
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第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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