「顎を引け」と言われます。
英語のYoutubeでも聞いたことあるので世界中で言われてる感じ。
※そうでない国はあるかも
でもメイウェザーもモンスターもカネロもパンチを打つ時には顎が上がります。
それは自然なんですよって長濱説です。
顎、上がってますね。
綺麗に顎上がってる
そもそも腕を強くスイングするなら、つまり股関節を強く閉めるなら、顎は力学的、生理学的に自然に上がるのだとこれまで説明していますが、さらにそれを深めてみます。
肩甲骨と頸椎
以下は肩甲挙筋の図。
頭の中の仮想空間でこれをイメージしてください。
顎を引いてみましょう。
頸椎に付着した肩甲挙筋によって肩甲骨が引っ張り上げられますね。
顎を引くと背中が力む原因はこの筋肉じゃないかと思います。
肩甲骨を脊椎側へ引っ張る筋力が高まるので、肩甲骨を矢印の方向へ外転させる力に干渉します。
肩甲骨と腕は連動して動くため、パンチの伸びとキレに干渉することを意味します。
試しに顎を引いた場合と楽に上げた場合でどちらが腕を伸ばしやすいか試してみてください。
恐らく後者だと思います。
ハムケツ推進するためにも顎を引く意識はするなと以下の記事で解説しています。
それ以外にもこんなに肩甲骨から頸椎、胸椎へ筋肉が伸びています。
これらの筋肉の構造から顎を引くと肩甲骨が動きが抑制されることが分かります。
「顎を引く」よりは前傾するが正しいと僕は思っています。
エニスのように前傾すると重力が頭部を前方へ回転させるので自然と顎が胸側へ引かれます。
左図のように股関節を屈曲させると自然と顎が引かれます。
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