並外れた実績を誇るテレンス・クロフォードを分析。歴史的にも異彩を放ちます。
長濱理論からクロフォードのボクシングが演繹できるか。

テレンス・クロフォード
骨格

胸椎後弯→肩甲骨外縁前傾→上腕内戦
みぞおちが潰れ顎が上がり頭が前へ突き出す姿勢。上部が上に盛り上がる背中。

以上から帰納して「前鋸筋」「小胸筋」が浮かび上がる。

前鋸筋は肩甲骨を外転方向へ引きつけ、後傾方向へ持ち上げる。

小胸筋は肩甲骨を前傾させ、前鋸筋の後傾方向の力を押さえつけて拮抗させる。

肩甲骨を両方から押さえつけて安定させる。また、上腕の骨頭を肩甲骨のソケットに噛み合わせる。腕の土台を剛体化し、大胸筋の力を効率よく伝達させる為の構造。
柔らかいクッションと硬いフローリングどちらが高く飛べるかを想像してほしい。

肩甲骨前傾は上腕三頭筋の構造も合理化する

広背筋
前傾と後傾の力が拮抗したまま肩甲骨が外転した場合、上腕の根元に付着した広背筋には張力が加えられ、腕がねじられる。
広背筋のねじれへの張力は、上腕を内旋方向に巻き込む力へ変換される。
前鋸筋、小胸筋から始まる以上の連鎖反応は、下なようなマッチョポーズを必然として構成する。

突き出した肩と巻き込まれた腕

突き出した肩と巻き込まれた腕

巻き込まれた腕

突き出した肩と巻き込まれた腕

肩甲骨外転→上腕内旋
以上の連鎖反応は↓の投擲姿勢時に慣性力に伴う張力を最大化させる。
骨格が投擲に最適化されている、と解釈できる。これは、「オーバースロー」「二足歩行」というヒトの特徴と整合的。大型の猛獣を押しのけて地球の覇者となった人類史、赤ちゃんが生後間もなく本能的に投擲を行える事実とも矛盾しない。
すなわち、ヒトは投擲に最適化された体を自然から与えられている。

この時に大胸筋の張力を最大化する為の構造が前鋸筋と小胸筋。

大胸筋は上腕の付着でねじられている。
この構造は以上の推論と整合的に解釈できる。上に載せたリリース瞬間に構造的に大胸筋の出力は最大化する。


内側にまきこまれた腕(左)四角い胸(右)
前鋸筋小胸筋トレーニング




コメント