リズムの変化

ゴロフキンの見えないパンチ
見えないパンチ

井上尚弥の見えないパンチのやり方
こっそり近づく理由見えないパンチについて
ヒトは無意識に規則やリズムを覚えます。
前から向かってくる車の面積は速度に比例して大きくなります。
その変化の規則性を基に歩行者は車の未来の位置をなんとなく予測し、危険に巻き込まれる確率を減らしています。

ジャブ、フック、アッパー、ストレートというマトリックス
パンチはパンチです。フックやアッパーなんてのは便宜上、パンチの軌道に名前をつけただけ。存在はしません。 同じ動作です。仮に上記の概念がなければボクサーは制約から解き放たれてもっとボクサーになれると感じています。 パンチのスイングを全て統一で...
会話中もリズムや単語の繋がり方などから次に現れる言葉をなんとなく予測しています。相手が話し終わる前にその言いたいことが分かってしまうことはあなたにもあるはずです。
人により程度の差はあれど、誰しもがなんとなくやっていると思います。
同様に、ボクサーは相手のリズムを無意識に覚えて相手の攻撃を予測しています。
リズムの緩急や試合展開の緩急が効果的な理由です。
チェンジアップの後の剛速球は見逃してしまいます。
リズムの変化はGGGが非常に分かりやすいと思います。
ゆったりとしたリズムから踏み込む瞬間に急加速します。
この急加速は上記のヒトの規則性の認知を欺きます。
急加速の要素
踏み込みで急加速が起こるのは、それだけ股関節にエネルギーがあるから。
股関節を動かすのはハムケツ。
腸腰筋が太い場合はハムケツは大きなエネルギーを持つ。
ハムケツが大きなエネルギーを持つなら小さな予備動作で大きな力が出せる。
小さな変化は認知しづらい。
よって、腸腰筋が強いボクサーの踏み込みが「見えないパンチ(踏み込み)」。
デービスや井上尚弥が典型。

デービスの踏み込み方
立ち方踏み込み方
パンチで急加速が起こるのは腕に大きなエネルギーがあるから。
腕をスイングするのは大胸筋。
肩甲骨が外転前傾する場合は大胸筋が伸張されてそのエネルギーが高まる。
肩甲骨を外転前傾させるのは前鋸筋と小胸筋、腸腰筋。
以上より、腸腰筋、前鋸筋、小胸筋の強いボクサーのパンチは「見えないパンチ」になる。
結論。見えないパンチはフィジカルが強い奴のパンチ。

井上尚弥の見えないジャブのやり方
見えないパンチの前提見えないを言語化
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