
パッキャオのボクシングシステム
大腰筋ボクシング
左大腰筋の収縮ポジションで守備を担保しながら様子見。相手の隙をついて一気に右大腰筋の収縮ポジションへ移行し攻撃。
攻防を胸椎の側屈回旋で完結させるから、無駄な重心移動を抑制し転倒防止本能の反射的な力みを抑えられる、かつそれは上半身の重さで床を強く踏めることを意味するから、攻撃力を増大させる。さらにそれは次の守りの動きを担保もしている。
システマチックな攻防一体。
マイソンやロマ、カネロなどもこうなっていることから、普遍的なシステムであろあと考えられます。
すなわち「攻防一体」を実現するなら、そう念仏を唱えるのではなく、そのシステムの実体を獲得する必要があるだろう、ということ。

二軸と肩甲骨ロックと肩甲骨平面と大腰筋
GGGの動画の解説。 肩甲骨平面は、「両肩を結ぶ直線よりも下にある」と考えたほうが、腕は強くをスイングされると思います。 肩甲骨平面上を強く腕が加速していく理由は、肩甲骨には上方回旋回旋への可動性がほとんどないからだと考えています。 前鋸筋...

【脱力】二足歩行の最優先事項は、転倒防止【骨盤前傾】
今回は骨格の構造で身体を支える『骨格立ち』が何故重要なのか少しだけ踏み込んでお話をします。これまで運動理論編で人間は四足歩行の骨格を無理やり二足歩行へ適応させているとお話してきました。それにより、広い視野と自由に動かせる腕を手にできたんです...
胸椎側屈回旋による攻防のポジションの入れ替え。
抽象するならタイソンやロマ、カネロと同じシステムです。

パッキャオの右フック

パッキャオのワンツー
左大腰筋収縮ポジションで守りを担保しながらジャブ。隙が生まれたらすかさず右大腰筋を収縮させ胸椎を側屈回旋し左フック。それは肩甲骨平面内での腕の加速、かつ射程を延長を含意します。
相手の反撃には再び左大腰筋収縮させ、頭を相手の射程から遠ざけることで対応。

ロマチェンコの後出しシステム

ロマチェンコシステム

マイク・タイソンのボクシングシステム

カネロの攻防の要「振り子歩き」

カネロの攻防の要「振り子歩き」

システマチックなボクシングを考える その二
システム化 理路整然としたボクシングを考える試み。 「強さとはこう」ならば「こうすれば強くなれる」と手順が用意され、ある程度の競技力の向上が保証されているなら、新規参入は容易になります。その規模を必然的に大きくできます。 下の動画は、カネロ...
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システマチックなボクシングを考える その三
釣り ヒトの生理的な反応速度から演繹的に考えるなら、ボクサーはパンチそのものを視認して避けていません。 パンチが来そうな雰囲気を避けています。 派手な技はそれ自体の華やかさに目を奪われてしまいますが、あなたがボクサーであるなら、着目すべきそ...

ロマチェンコシステム
カネロの次はロマのシステム化。 GGGやメイウェザー、パッキャオなど、ぱっと思いつ範囲のボクサーの規則性を少しづつ更新しようと思います。 以下のロマの規則は、意味や価値がパターンとして認知できる範囲に限定し、かつロマの大枠に属しない、無意味...

力を抜こうでは力は抜けない
「強くなろう、ならば強くなろう」では強くなれません。この言葉の抽象的な倫理の構造を考えることは面白そうですが、具体的な言葉自体には同語反復的で重要な意味がありません。 「楽しみたい、ならば楽しもう」「強いのは天才(強い)だから」「パンチ力は...

【伸張性収縮】意識的な運動と力み【短縮性収縮】
意識的な運動を繰り返すと力む。 今回お話することは僕の持論であり証明する根拠はありません。しかし、僕の経験上そうじゃないか?と感じる節が現役時代に多々ありました。その話も含めてお話します。 随意運動と短縮性収縮 随意的(具体的な意識)な動き...
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