柔らかさ≒硬さ

トレーニング運動理論

股関節ロック≒股関節の硬さ(強さ)
が上半身の柔らかさを担保します。

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因果関係を見誤る

この場合は
柔らかく見える→柔らかい
ではありません。

この手の主張はボクシングジムには溢れています。
柔軟体操などが導かれたのには、この「柔らかい、ならば柔らかい」の同語反復があるのではないか、と予想しています。

もしも、通常の運動において柔らかい必要があるのなら自然はそうする。そうでないのならそれは自然がそう判断したから。
フローと同じ論理展開となっています。

早合点した誰かの「関節の柔らかさ≒動きの柔らかさ」という思想が独り歩き。誰もそれを疑わない環境では、その思想は自己強化循環を起こして一つの常識を形成します。

論理が単純且つ、労力をかけずに実践できてしまう構造がベータの自己肯定感を高めてしまうからです。
カルトの洗脳がそうであるように、空洞化したベータは彼らを簡単に肯定してくれる論理的な構造に逆らえません。
「これをやれば強くなる(なった気になれる)」
という主張です。
基礎基本に反復練習、礼儀作法に我慢は美徳。
といった観念の構造というと想像しやすいと思います。ベータがベータを支配するのに理にかなった、ベータの心理構造に隙間なく埋まる論理構造をしています。テトリスのブロックがキレイにハマると気持ちよくなるのと同じですね。自己肯定感の欠如した、つまり幼児化した大人の「誰かになんとかしてほしい」という心理構造にガッチリとハマってしまいます。

閑話休題。

硬いから柔らかく見える

つまり、股関節を硬くできるから脊椎が柔らかくなり、S字の湾曲が作れるということ。
ハメドの柔らかさやメイウェザーやカネロの立ち方の土台は股関節ロック=腸腰筋中臀筋内転筋の強さ、となっています。
カネロのヘッドムーブが速く、また可動性が高いのは、上半身が動き始めると同時に股関節が反射的にロックされるからと言えます。
すると上半身を振り回そうとする力の反作用は骨格を通して床へ伝わります。床=土台が固定されているから強く速く動けるわけです。

トランポリンの上では上半身の力を床へ伝えるのが難しく、故に転倒防止の姿勢反射により体は力んで動かせなくなります。同じこと。股関節がゆるゆるだと土台が安定せず、つまり床と上半身の接続が切れるために物理的に強く動かせなくなるのです。

ディフェンスに限らずパンチにも影響しています。
そして、床との接続が弱いことが体重移動によるパンチという世界観も導いてきたのだろうとの予想も頭に浮かんできます。構造的に床からの反力を受け入れず、体重移動以外の選択肢が失われてまうからです。

股関節の連鎖反応と骨盤前傾

図のような股関節内旋から始まる連鎖反応があるだろうと予想しています。これが骨盤の前傾を助けることから、股関節を内旋させる力は、さらにアキレス腱や足の指が床を掴むまで連鎖すると予想できます。

股関節が強いとこうなる。

股関節が緩いとこうなり、構造的に骨盤は後傾します。股関節ロックが弱いと肩甲骨ロックもできないということ。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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