米中半導体戦争に最近はハマって。
二冊読み終わりました。思ったより幅広く色んなことを学べ、流れてくる情報の消化がより楽になりました。
僕がずっと愛用しているファーウェイに代表される中国の安いスマホは、米製のスマホの利益を奪っています。電気自動車のシェアで欧州とも中国は揉めてる。
日本が昔、自動車や石油、重工業の市場の奪い合いで欧米と揉めた時と同じ構図です。
安い中国のハイテク産業が気に食わないアメリカのハイテク産業の要請で米政府が中国に輸出入規制をかけて締め上げる。
この辺は詳しくは言及されてはいないのですが、そうだと思います。どちらかと言えば米が喧嘩を売っている形。中国に今揉める理由はないかと。台湾有事は僕が思うに米のプロパガンダ。自動車や大戦の時の日米関係と同じ構図に見えます。市場と資源の奪い合い。
以下は僕の想像です。
アメリカは中国の安い技術を警戒して牽制するほど泥沼にハマります。睨みをきかせているつもりが中国、ロシア、中東からの信頼を失っているだけで、彼らに自国に引きこもられて安い材料を輸入できなくなっています。
安く買えないからインフレし金利は高止まり、経済は悪化。悪化した財政を賄うために国債を増発、それが他国から財政悪化と見られてさらにドルの信頼は剥落。また財政悪化…の負のフィードバックループ。金(ゴールド)が金利に対して高止まりしてるのは、アメリカの財政規律が失われたのを他国、特に欧州と日本以外の所謂非西側発展途上国が警戒しているから。
来年は選挙があります。物価高と高金利に伴う景気後退で国内はデモや暴動が多発して混乱するでしょうから、僕が中露なら、そこを工作員に徹底的に叩かせます。というか既にやられている観。混乱が拡大すると内政も怪しくなる。
前置きが長くなりました。
米が中の安い製品を恐れてチラチラと様子を窺い始めたのが混乱の始まりとでも言いますか、「追いつけるものなら追いついてみろ」という姿勢でひたすら全力疾走していれば良かったのじゃないかと。結局ソ連のような全体主義は自壊しますから。
日本の自動車産業への手口を中共は研究し、その対策を用意していたのだと思います。米の牽制は上手くいかないどころか、自分の首を自分で締める格好に。
SNSが普及してからは個人間でも顕著ですよね。他人にグダグダ文句言うスタイル。これは古くはローマでもそうでした。
小競り合いすると足止めされますから、その隙を突かれて脇目も振らず誰よりも速く走ろうとする奴に利益を掻っ攫われます。他所は他所、うちはうちが最強なんです。
米ソ冷戦の勝者が日本であったように。
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