ド・モルガンの法則の自然演繹

暇つぶしに見て
暇つぶしに見て
スポンサーリンク

ド・モルガンの法則

https://riku-nagahama.xyz/2023/01/11/%e8%ab%96%e7%90%86%e5%8c%85%e5%90%ab%e3%81%ae%e6%b3%95%e5%89%87%e3%81%8b%e3%82%89%e3%83%89%e3%83%a2%e3%83%ab%e3%82%ac%e3%83%b3%e3%81%ae%e6%b3%95%e5%89%87%e3%82%92%e5%b0%8e%e3%81%8f/

ド・モルガンの法則

A∨B⇔B∨A
を導きたいってこどネットを徘徊していたところ「論理和の交換法則はこの論理展開で行くんじゃない?」とヒントになりそうなものを発見しましたので共有します。

ド・モルガンの法則の自然演繹です。

1.A,B(仮定1,2)
2.A∧B(∧導入)
3.¬(A∧B)(仮定3)
4.⊥
5.¬A(¬導入,仮定1キャンセル)
6.¬A∨¬B(∨導入 )
7.¬(¬A∨¬B)(仮定4)
8.⊥
9.¬B(¬導入,仮定2キャンセル)
10.¬A∨¬B(∨導入)
11.⊥
12.¬(¬(¬A∨¬B))(¬導入,仮定4キャンセル)
13.¬A∨¬B(¬¬除去)
14.¬(A∧B)→¬A∨¬B

推論規則に従いド・モルガンの法則
¬(A∧B)⇒¬A∨¬B
が演繹されています。

https://riku-nagahama.xyz/2023/04/13/%e7%9f%9b%e7%9b%be%e3%81%a8%e5%90%a6%e5%ae%9a%e3%81%ae%e8%aa%8d%e8%ad%98/
https://riku-nagahama.xyz/2023/04/15/%e8%83%8c%e7%90%86%e6%b3%95%e3%81%a7%e4%ba%8c%e9%87%8d%e5%90%a6%e5%ae%9a%e3%81%ae%e9%99%a4%e5%8e%bb/
https://riku-nagahama.xyz/2023/04/14/%e5%90%a6%e5%ae%9a%e9%99%a4%e5%8e%bb%e3%81%a8%e8%83%8c%e7%90%86%e6%b3%95/

補足

1.は仮定1,2を立てています
※この仮定は後々解消します。
2.1の仮定を元に∨導入
3.新たに仮定¬(A∨B)を導入
※この仮定がド・モルガンの法則の前件命題かつ仮定1を解消する
4.仮定との矛盾を演繹し
※演繹に矛盾。規則通りに仮定を解消し¬導入
5.¬Aが演繹
6.論理和導入と仮定4の導入
※仮定4は解消される
7.矛盾を演繹
8.仮定2を解消し¬導入
9.∨導入
10.仮定4を解消し矛盾を演繹
11.残る仮定3に¬導入
12.二重否定の除去
13.仮定3と結論を繫げる⇒導入

ド・モルガンの法則が導けました。

面白いと思ったのは前提と仮定の立て方。
一見すると無関係の前提を立て、そこから仮定の導入、解消を繰り返して上記のド・モルガンの法則の前件命題を、続いて後件命題を導いています。

なんとなくですが、
A∨B⇔B∨A
は上記のド・モルガンの法則のような論理展開になる気がするんですよね。

[A](仮定)
A∨B(∨導入)
¬(A∨B)(仮定)
⊥(排中律)
¬A(背理法)
[B](仮定)
A∨B(∨導入)
¬(A∨B)(仮定)
⊥(排中律)
¬B(背理法)
¬A∧¬B(∧導入)
¬(A∨B)→¬A∧¬B(→導入)

[A∧B](仮定)
[¬A](仮定)
A(∧除去)
⊥(排中律)
¬A→⊥(→導入)
[¬B](仮定)
B(∧除去)
⊥(排中律)
¬B →⊥(→導入)
[¬A ∨¬B](仮定)
⊥(∨除去)
¬(A∧B)(背理法)
¬A∨¬B →¬(A∧B )(→導入)

¬A∧¬B(仮定)
[A](仮定)
¬A(∧除去)
⊥(排中律)
A→⊥(→導入)
[B] (仮定)
¬B(∧除去)
⊥(排中律)
B→⊥(→導入)
[A∨B](仮定)
⊥(∨除去)
¬(A∨B)(⊥除去)
¬A∧¬B→¬(A∨B)(→導入)

矛盾からは何でも導ける証明
ふと、「矛盾からはどんな命題を導いても良い」と言える推論はどんなだろなと。 (数学的な意味での)矛盾の興味深い性質として、矛盾を含む体系においてはどんな命題を導くこともできる、というものがある Wikipedia そのような規則があると勝手...
長濱陸Tシャツ

お求めはこちらから

お問い合わせはこちら

パーソナルトレーニングやグループトレーニング、セミナーや取材、YouTubeコラボなどのご依頼はこちらからよろしくお願いします。

トレーニングの依頼などはこちらから

スポンサーリンク
Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

股関節おじさんをフォローする
スポンサーリンク
スポンサーリンク
股関節おじさんをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました