張志磊 アジア人ヘビー級世界チャンピオン爆誕!!!

選手分析
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張志磊(ちょうしらい、チャン・ジーレイ)がヘビー級チャンピオン。

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アジアの隆盛

今回、張が倒したジョイスは正真正銘の実力者です。

アジアボクシング

シンガポール拠点のONE Championshipしかり、経済と同様にスポーツもアジアにシフトしていくのでしょうね。米中冷戦もあるし、ヨーロッパ、日本といった先進国は軒並み衰退。超大国アメリカは山積みになっている内政問題がじきに噴出しそうな雰囲気が漂っていて、長くは持ちそうもない。
近い将来ではアジアがスポーツの最大市場になっていて、10年後のボクサーが目指すのはアジアである確率は高いと思います。

張のアマでの輝かしい実績。

世界でも胴、アジアでは金を獲っています。

ヘビー級でこれだけ活躍できるアジア人がいるのは驚きます。人口は正義。

人口比で行けばイチロー、大谷翔平、井上尚弥が10人いる世界ですから。人口一億人程度の日本からは生まれないような才能も眠っているはず。マイク・タイソンがいるかも。

張志磊のディフェンス

ジョイスは身長198cmと大型の骨格を持つヘビー級でも巨漢の部類ですが、それを上回るサイズがある張。
しかもそのサイズに似つかわしくないハンドスピードに柔らかいディフェンスを終始見せつけます。
スピードでジョイスを上回り1ラウンドからクリーンヒットをバンバン奪う。

質量が大きすぎて無駄打ちができないという生理的な制約がむしろ彼のスタイルに前向きな影響を与えているような、無駄のないディフェンスが中心の合理的なボクシング。ジョイスの攻撃を無力化し、要所では正確無比なパンチで急所を打ち抜きます。どっしりと悠然と構えた無駄のない張のスタイルは僕の好物です。
彼のパンチの精度は真似したい。

張は特にハンズディフェンスが巧みで16勝15KOのジョイスのハードパンチを弾き返し受け流します。簡単にそうに難しいことやってます。
またジョイスの勢いがつきそうになるとプレッシャーをかけてジョイスを下がらせたり、不敵な表情とジェスチャーでジョイスの勢いを殺すといった巧みな心理戦も見せます。これも制約があるからこその戦術でしょう。巧みにジョイスをコントロールしていました。

タフで鳴らしているジョイスにシャープな左ストレートを再三クリーンヒットさせ、奪い明確なダメージを与えます。強い!巧い!

3ラウンドから張はやや疲れました。やっぱりこの体重だと12ラウンドは余りにも長い。それを見てジョイスはペースアップ。手数を増やしました。
しかし帳はディフェンスが上手い。ハイガードでこれを受け流してまともにはもらいません。態度やジェスチャーも堂々としていて威厳があります。ジョイスはヤバそうな雰囲気を感じてか一定のペース以上に上げられない。

手数で上回るジョイスを正確さとディフェンスで上回り続け、張の左を再三浴びたジョイスの右目が完全に塞がったところでレフェリーが試合をストップしました。
上手いし強い。完勝と言えるのでは。何もさせませんでした。

獣のような風貌の張ですが正真正銘の技巧派。正確さとディフェンスで倍は手を出したジョイスを圧倒。

この体重になってくると骨格立ちできないと体を動かせませんから張の立ち方もそれにふさわしい美しいさがありました。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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