ボクシングはアートだ!

よもやま話

以下の記事で「我慢する」という価値観がボクシングに蔓延しているのでは?と僕の主張をしました。
少し前、産業革命から軍国主義、高度経済成長期、日本人は我慢することを求められました。
その時代には「我慢する」ことに合理性があったはずで、戦時下や経済成長期にはそれが何かしらの個人の利益へ繋がっていたであろうことは想像ができます。
でも今は違います。デフレ経済で長らく平時が続き、情報の伝達速度が格段に増しました。
我慢して大金がもらえるわけでも個性を殺すことによる国家の思想の統一が必要な戦時下でもありません。
価値観が古くなって時代に耐えられなくなってきている。そろそろ、新たな時代へ移行するための新たな価値観が必要になってきているのではないかと思います。

産業革命から始まった、工場の機械の一部としての労働者を生産するために整備された義務教育。
そしてそれに抵抗するゆたぼん。
新たな思想でボクシングの再興を図る3150ファイト、NHK党の新たな政治思想と、投票者の実益と結びついた党の政治権力の運用方針、中露と欧米の戦い、ポピュリズムという側面もありますが、これらは全て同じ構図になっているんだろうなって気がしますし、それは古い価値観と新たな価値観の激突なのだと思います。
時代の節目って感じがしますよね。

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人生はアート

ボクシングはどんな価値観が必要なのか?という僕の考えをお話します。

学習には楽しさが必要

僕は「ボクシングは修行」という価値観を「ボクシングは娯楽」という価値観へ変えるきっかけがありました。
それは子供達への指導経験です。
彼らと同じ価値観でボクシングをすると楽しい
思い返してみれば、子供の頃はあれだけ自由に自分を表現していたのに、教育と社会経験、結婚生活を経て、気が付けば自分自身を抑圧することが人生であり、我慢することが美徳だと考えるようになっていました。

でも今はもう世界チャンピオンになる修行なんてクソ喰らえ。
僕は僕自身を表現するためにボクシングをします。
ボクシングを通じて自分自身の心を、そして皆さんの心を解放する協力ができればと思います。

僕は「自分自身を表現するために生きよう」って考えるようになってから、日々が楽しいし活力がみなぎってきます。

もしジムの指導者にガードを上げること、顎を引くこと、大振りしないことを強要されていると感じるなら、その人の目を盗んで型を破壊してサンドバッグを殴ってみてください。

とても気持ちがいいはずです。その楽しさ、快感こそが成長の原動力となります。

もしかしたら人生もそうなのかもしれません。
ボクシングと同様に、いわゆる型にはまった人生ほど、これからの世界では楽しく生きられないのかも。
産業革命時代に人がやらなければならなかった作業は現代では機械がやってくれます。ベルトコンベヤーを流されるだけの時代は終わろうとしているのではないでしょうか。僕はそう感じます。

人間関係とかお金とか、そういった幸せは心を解放して生きていたら、あとから着いてくる世界に変わったのかも。いや、元からそんな世界だったのだけど、情報の伝達速度が速くなり、目に入りやすくなったのでしょう。
自分の人生を生きている人は魅力的に映りますし、そんな人に金と人が集まっていく仕組みが作られ始めていて、そんな生き方を肯定する価値観が少しづつですが醸成されているように感じます。

産業革命のような歴史的な転換期は今だと僕は思っていて、そんな時代に生まれたことに喜びを感じます。
産業革命がそうであったように、世界が激変する過程で人々の常識、思考パターンも変わっていきます。

農業が主だった時代は家で子を教育し、子は家業を継ぐのが当たり前、貴族や王族が政治をして庶民から搾取していました。つまり、生まれが全てだったんです。
産業革命が起こってからは義務教育が普及し市民が政治をするようになって資本家による支配がはじまりました。
産業革命期の前の、生まれが全てだった時代の人に国が庶民を教育し市民(から生まれた資本家)が政治をすると話をしても理解されないでしょう。
逆もまた然りで、僕達は産業革命前の価値観は受け入れません。
それと同じことが起こっているのだと僕は思います。
昔は認められなかった生き方ができるようになっていて、産業革命期にそれ以前の常識、価値観に縛られた人がその構造の変化からこぼれ落ちる利益を受け取れなかったようなことがこれから起こるでしょうし、その変化から利益を受け取るのは一握りであるはずで、それは今行動している誰かだと思います。

離婚して、仕事を辞めて、じゃあ好きなことをとことんやろうって決意してから楽しくて仕方がないです。
昔の世界観なら収入が絶たれて野垂れ死に、社会不適合者の烙印を押されてしまったのかもしれません。でも何とかなっています。それは昔の常識が通用しなくなっているからだと僕は思うのです。
自分の好きな時間に好きな本を読み、自分の好きな時間に人と会う。何より生き方をコントロールされていた会社員時代、結婚時代と比較して、働くことが苦ではなく、楽しいです。

ボクシングも人生も修行ではなくアート、自己表現です。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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