マイキーの戦略のストーリーについて考える

戦略

戦略に対する僕の考え方は以下で記事にしていますので、こちらと合わせて読むと分かりやすいと思います。

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ストーリーの一貫性

動画も沢山作りました。

一貫性

スキルセットとスキルって記事にもしましたが、戦略で大切なのはストーリーの一貫性です。
経営学でも言われているようなので間違いないと思います。

マイキーはジャブを起点にストーリーが作られています。
ジャブは使用のコストが小さく、また使い方次第でリスクも抑えられるのでGGG、モンスター含めストーリーの起点になることが多いです。

マイキーに話を戻します。
上の動画にあるようにマイキーはタイミングを変化させて相手の意表を突きます。
これはGGGモンスターも同様です。

補足
彼らはリズムの変化をリズムの変化と表現していない可能性があります。
主観的には「何となく絶対に当たる間合い、タイミングがある」だと思います。
僕も実戦レベルでリズムの変化は意識しません。主観的には当たると感じた瞬間に手打ちしています。

マイキーのジャブはリズムが読みにく間合いに入られると防ぐのは困難です。
ジャブが避けられないと相手は無意識に正面に注意が向いてしまいます。
そうなると初動がジャブと似ている左フックを無意識にジャブと勘違いしてディフェンスしようとしてしまいます。

ジャブとフックが防げなくなると相手は混乱を深めていき、今度はジャブを起点としたワンツーが当たるようになります。
ワンツーを防ごうと正面に注意が向くと今度はスリーツー。
どんどん混乱を深めてついにパニック状態。
ディフェンスができなくなってしまって、強烈なワンツーか左フックで顎かテンプルを打ち抜かれます。
ライト級まではこのシンプルな戦略が機能してノックアウトの山を築きました。

階級が上がると体格差が出てきて距離が遠くなったことで、マイキーは快適なリズムで動けなくなります。
体格差にストーリーの起点が潰されてしまったような形です。
特にサウスポーはジャブの軌道を遮られてしまうので、ジャブが機能しません。
ストーリーが始まらないんです。

GGGも同じようにジャブを起点にストーリーを組み立てます。
ジャブが機能しづらいサウスポースタンスのウィリー・モンロー、サウスポーにスイッチするジェイコブス。接近戦でジャブを潰したデレフヤンチェンコ、スタンスを広く、懐を深く作ってプレッシャーをかけることでジャブの効果を大きく無力化したカネロは上手くストーリーの起点を潰したと言えます。
経験豊富な彼らはGGGの攻撃を無力化する方法を知っていたわけですね。

モンスターはドネアとの初戦でドネアの絶妙な距離の設定にジャブを無力化され、利用されました。
しかし二戦目はさらにドネアのカウンターを戦略をストーリーへ組み込むことで、ドネアを上回りました。

再戦が頭脳戦になりやすい理由ですね。
相手の戦略を知ったうえでどんな反応戦略を用意するのか、どこまで先を読むのか合理的と判断するのかなど知性が問われます。

相手の試合を見て戦略を立てる時もそうです。
相手のストーリーの起点は何か?
どんな反応戦略で潰すのか?
相手はその反応戦略に対して、過去に対応したことがあるか?それはどんな反応戦略か?

もしボクシング初級者を脱するならこう考えることもできます。
自分の戦略の核、ストーリーの起点は何か。
どうやって他の技をそのストーリーに組み込んでいくか。
出来上がったストーリーに一貫性、具体性はあるのか。

僕は自分のスタイルを構築する上でどんな指針が必要なのかに迷い、もがき続けました。
そしてたどり着いた答えが今回のスキルセットとスキルでお話したようなストーリーの一貫性です。

闇雲に走るのではなく、ある程度のゴールを設定することができれば足踏みしたり後退したりが無くなります。
着実に前へ進めるのです。
このアイディアが競技力向上の一つの指針になれば幸いです。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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