ハイガードと移動性と連続性

よもやま話戦略

チャーロ対カスターニョが今週末あるみたいです。
ちなみに僕はカスターニョの勝利予想なんですが、チャーロのスタイルが好きです。

ハイライト見ていて思ったんですが、連続性、移動性に特化するスタイルの選手はガードが高い傾向にありますね。

ビボル、ロマ、ウシク、カスターニョ。
ただカネロはハイガードです。
なので上記の選手がハイガードなのは移動性、連続性の必要条件ではないのかもしれませんが、このことについて考えてみます。

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移動性と連続性とハイガード

カネロとハイガード

以下の記事でガードを上げ続ける習慣が腕や背中のエネルギーが利用しづらくするという話をしています。
瞬発力のある選手のガードが低いのは必然です。
カネロのハイガードは瞬間的な撃力で勝負するという戦術的な一点の意味においてはマイナスに働いています。
戦略は戦術を組み合わせて一体として機能しますので、カネロのハイガードはカネロの戦略には意味があります。

以下個人的な考察です。
カネロはスタミナ難を一時期抱えていました。
キャリアをスタートしたスーパーウェルター級では比較的に身長が低く、距離を潰していく必要がありました。
加えてキャリアの初期は現在のようなスラッガーではなくコンビネーションパンチャーでした。

カネロと同型の瞬間最大風速で主導権を奪うスタイルなら例えばテオフィモ・ロペス、デービスのように局所的に爆速のフットワークを生かして戦うスタイルもあり得たはずです。

補足
彼らのフットワークはロマやビボルのようにある程度運動の強度を抑えて攻防を連続的に行うのではなく、居合のように瞬間的に攻防を点で完結させて仕切り直します。

ハイガードが選択されやすいスタイル

キャリアの初期のカネロはスタミナ難からデービスのようなスラッガーではなく、またスタミナ難から素早い出入りを嫌う傾向にあった。
必然的にエネルギーの消費を抑えながらジリジリと接近し中間距離でコンビネーションで相手を削る、という戦いを好むようになった。
この一連の流れをスムーズに行う道具としてハイガードが必要だった。

中近距離である程度足を止めて打ち合う選手が勝ち残る為の戦術としてハイガードが選択される確率が高いのだろうというが僕の現時点での結論です。

スタミナの消耗を抑えつつ身長差を埋めていく必要性から必然的にハイガードが選択されたのだと考えています。
「カネロが論理的にそう考えた」ということではなく、持ちうるカードで最善の戦略を模索した結果今の結果に落ち着いた、という感じですね。

話を戻します。

ロマ、ビボル、ウシクのようなスタイルは連続性を担保できるバランスが重視されるので、遠くを殴るは苦手です。
また攻撃が一瞬で終わるのではなく連続して行われる傾向にあるので、危険な空間に比較的に長い時間居座る必要があります。
危険な空間で連続して動くことでミスを減らし主導権を奪っていく半面、不意の一発に泣かされる可能性があります。

ハイガードはそのための保険の役割があり、中間距離で連続性を生かして戦うスタイルとの相性がいいのかもしれません。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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