長濱説です。
うんこタイムにどうぞ。
主観的体験と立体視
この話、本当に面白いんでぜひ読んでください。
後述しますが、僕の脳内の仮想空間がきれいに整理されました。
右脳と主観的体験
上の記事を読んだときにハッとしました。
独特な表現なので理解するのは難しいのですが、僕はこれに似たありふれた体験を知ってています。
皆様も身に覚えがあるはずです。
左脳の機能を失ったテイラー女史は、自分の体の境界が曖昧になっていき、周囲のエネルギーと一体化するのを感じ、同時に、全てのストレスが消え、平安で満ち足りた気分を味わったとのことだ。テイラー女史は、その世界を愛着を持って「ラ・ラ・ランド」(忘我の世界)と呼んでいる。
excite
この部分なんですけど、これって夢を見ている時の感覚だと思うんですよ。
僕が「完全な主観」と呼んでいる体験のことです。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
境界線が無くなっていくってのは主観的な表現なので分かりにくいですが、自分と外界を区別するための客観性(顕在意識)が失われてしまったことを主観的にこう表現しているんじゃないかって僕は思っています。
右脳は「現在」、つまり“この場所この瞬間”がすべてであり、映像や運動感覚を通して思考する、巨大なコラージュだという。
試合で勝つためには勝ち負けを忘れて(未来の予測や過去からの因果を捨てて)その瞬間、目の前で起こることに没頭することが大切だって話しました。
「練習したことはいったん忘れろ」は「今にだけ集中しろ」と換言できます。と。
上のexciteの記事から分かったのは目の前に没頭するとは、右脳を活性化させるのが勝利のカギだってことです。
右脳を活性化させればさせるほど目の前の出来事に没頭できて、直観が働き勝負強くなります。
そのための右脳トレーニングが瞑想です。
やりこむと分かると思いますが、左脳の言語野に由来した頭の中で勝手にしゃべる思考が消失していきます。
右脳の役割
直観とは何かって長濱説をお話します。
右脳の記憶領域は立体的に概念を配置しているのだと思います。
イメージとして記憶されているので、抽象的な形をしています。
だから、似たような形は同じ場所に格納されているか、脳内でリンクされているはずです。
閃きってのは恐らく抽象的なイメージでとらえる右脳が一見すると無関係に見える事象の共通点を見つけたときに起こります。
右脳の意味的な空間に独立して存在していた多くの概念が、あるイメージが入力されたことによって意味的につながり、一貫した論理を構成する。
それが閃きって言われるんじゃないかと思います。
イメージは以下。
脳内の仮想空間のイメージです。
黄色い輪っかは概念。
赤はそれらの意味的なつながり。
バラバラに配置されている概念のネットワークが2つのシステムを形成しています。
閃きとはある概念が脳内の仮想空間に発生したことで、システムが統合されることです。
意味的なつながりができたことで二つのシステムが融合して一つのシステムを形成します。
この瞬間に世界観が更新され、新たな視点によって世界を理解できます。
大脳が発達する過程で、空間認知の能力を概念空間にまで拡張した人間にのみできる離れ業だと思います。
概念の意味を立体的に繋げることで、仮想空間上に目には見えないネットワークを構成できます。
右脳が活性化すると既述の「閃き」システムが強く働くから、直観的で芸術的なアイディアが生まれ、また右脳の本来の能力である立体的な空間認知が強力に働くのでしょう!
右脳がそこに格納された映像の関連性を無意識下で結合し、最適な答えを導き出す。
それが実戦レベルでの独創的な動きを実現する。
今回の話はロシア式と凝視への布石。
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