【棘下筋】肩甲骨と上腕の連動【前鋸筋】

運動理論
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この記事の短い続きです。
肩甲骨のスライドと腕の内旋が連動してるなあって話です。

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肩甲骨スライド

棘下筋って筋肉なんですけど、腕を巻き込むように付着しています。
なので肩を押し出したり、内旋させると棘下筋が伸張されます。

肩鎖関節との位置関係から、伸張された棘下筋は肩甲骨を上方回旋、外転させることが想像できます。

小円筋も同じような作用をします。

こいつらが上腕の内旋と肩甲骨の外転、上方回旋の連動を起こしているんだと思います。
巻き込むように付着していることから、上腕を内旋(内に捻る)すると肩甲骨が上腕側へ巻き込まれることが推察できます。

前鋸筋の収縮も肩甲骨の外転と上方回旋を起こします。

肩甲骨を回転させながら引っ張ることで、胸骨と肩甲骨を繋ぐ肩鎖関節からの反作用の干渉を小さくしようとする構造なのかもしれません。

腕を捻るように伸ばすと肩甲骨の外転(前へのスライド)が起こる原因だと考えられます。
他にも似たようなあるのかもしれませんが、上腕を内旋させて肩甲骨のスライドを起こす構造が用意されていることは確かです。

前鋸筋が強いから上記の連動を起こして腕が内旋するのか。
腕を内旋させてパンチを打つから前鋸筋が利いて発達するのか。
その両方か。

いずれにしても前鋸筋を鍛えること、腕の内旋でパンチを打つことはパンチ力強化につながると推論できます。

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Die Hard – ダイ・ハード
この記事を書いた人

第41第東洋太平洋(OPBF)ウェルター級王者
元WBC世界同級34位
元WBO-AP同級3位
元角海老宝石ジム所属

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コメント

  1. トマト缶 より:

    めっちゃボクシングを研究している栗原選手も前鋸筋はパンチ力を上げるのに大事な筋肉でゴロフキンのパンチの強さの1つの要因だって以前YouTubeで言ってました。
    あと出来ればなんですが井上尚弥選手のジャブの強さの理由を知りたいです。

    • 最近選手たちとパワージャブの習得を目指していますが、分かってきました。
      腕の内旋と肩甲骨の外転、上方回旋の連動が衝撃を高めます。
      もう少し話を深めてからGGGを含めパワージャブの正体を暴いていこうと思います。

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